相撲場で座布団に代わって投げるものを考えてみた

アイキャッチ_座布団相撲コラム

スコゲワブロガーの
ペパーミントあいです。

大相撲で横綱が敗れたとき、
座布団に代わって投げるもの
考えてみました。

考えてみようと思ったきっかけは、
内館牧子先生の著書を読んだことです。

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きっかけとなった内館牧子さんの著書

私が座布団の代わりに投げるものを
考えようと思ったきっかけは、
内館牧子さんの著書「大相撲の不思議」
読んだことです。

「大相撲の不思議」は
神事としての相撲の歴史を紐解く
とても面白い本でした。

そこには座布団投げの
起源
らしきことも書かれていました。

昔から相撲ファンは投げるのが大好き

物を投げる

私が「大相撲の不思議」を読んで
思ったのは、

「相撲ファンは大昔から
ものを投げるのが大好き」

ということです。

江戸時代の相撲場では、
「投げ纏頭はなという習慣がありました。

投げ纏頭について、
本著にはこう書いてあります。

贔屓力士が勝つと羽織ばかりか帯も着物も、果てはフンドシまで投げたという話さえ伝わる。
これらは部屋の下位の力士が拾い集める。そして投げ主に届け、引きかえに祝儀をもらうという仕組みだ。

今で例えたら、
フィギュアスケートで贔屓の選手の
演技後に花束やぬいぐるみを
リンクに投げるような感覚でしょうかね?

誰が投げたのかどうかは、
以下の理由で容易に分かったとのこと。

当時、羽織などには屋号が書かれており、すぐに判別したらしい。それに、現在の国技館などとは比較にならない狭さの、屋外だったこともあろう。

でもこの投げ纏頭の習慣は、
明治42(1909)年に禁じられます。

理由が明確に書かれた文献はないけれど、
調子に乗って全裸になる輩がいたりして、
公序良俗に反する
と思われたと考えられます。

この投げ纏頭が禁止された年に、
両国国技館が出来ました。

投げ纏頭の楽しみを奪われた
江戸の相撲ファンたちは、
代わりに座布団を投げるように
なった
そうです。

これは本著に書かれていたことでは
ありませんが、

かつて双葉山が安藝ノ海に
連勝を止められた時は、
火鉢を投げたファンがいたそうです。

(※双葉山のドキュメンタリー番組で
紹介された当時に新聞記事に
書いてありました)

つまり、相撲ファンは江戸時代の昔から
ものを投げるのが大好き
なのです!

盛り上がったら何か投げたくて
仕方ないのです。

それが今の座布団投げに繋がっている。

本著を読んで、私はそう思いました。

座布団投げは禁止すべきではない?

本著をさらに読み進めると、
内館さんは座布団投げを禁止すべきでは
ない
とさえ考えているようでした。

事実、横綱審議委員会在籍時に
それを提言したことも
本著に書かれていました。

でも、座布団って、
実は投げるととっても危ないんですよね。

柔らかそうに見えるけど
実際は人の体重を支えるわけだから
すごく頑丈
に出来ていて、

勢いよく飛んできた座布団が
首に当たるととても危険!

怪我をしたり、
眼鏡を吹っ飛ばされる被害に
あっている人もいます。

それを考えたら、相撲協会としては
とても許可など出来ません。

現に座布団を投げるお客さんがいる一方、
座布団を投げられることを迷惑に
感じている相撲ファンがいることも事実。

内館さんは座布団を柔らかい
ウレタン製にしたらどうかと
食い下がったようですが、

当時の理事長に
「ウレタンでは消防の許可が下りない」
と却下されたそうです。

万歳三唱が起こったのは座布団のせい?

万歳

内館さんが座布団投げを
肯定する理由は、もう一つありました。

それは白鵬の63連勝を
稀勢の里がストップさせたことで
万歳三唱が起こった、あの事件です。

これが起こったのは
平成22(2010)年の九州場所。

この時の九州場所の会場は、
座布団投げ防止のため、
マス席の座布団は4枚つなぎ合わせて
配置されていました。

よって、座布団投げは出来ない状態。

この万歳三唱を
多くの相撲ファンもメディアも
「露骨な日本人びいき、外国人差別」
と問題視しました。

私もそう思いました。

そういう風にしか見えなくて
ドン引きしました。

でも内館さんは、こう考えたようです。

だが、もしも、もしも座布団が投げられる状態であったなら、果たして万歳三唱はあっただろうか。わからない。わからないが、興奮と熱狂の発露として、観客は思わず「バンザーイ!」と叫んでいたということは考えられないか。

(中略)

ただ私はそういう差別的なことではなく、双葉山が安藝ノ海に負けた時の熱狂と同様の、興奮の発露であっただろうと考えている。

観客は物凄く盛り上がって、
何か投げたかったけれど
投げられる座布団がなかったから

万歳三唱という形で興奮を表したのでは?

ということですね。

それも一理あるなと思いました。

私には万歳三唱した人たちからは
あからさまな日本人びいきを感じます。

でも中には、差別意識ではなく、
興奮を座布団の代わりに万歳で表した人も
いたかもしれないとは思いました。

座布団投げの代替案が必要

この観客たちがどういう気持ちで
万歳三唱をしたのかを
知ることはできません。

ただ真実がどうであれ、
これをきっかけに
白鵬が変わってしまったのは事実です。

内館さんはこのことで傷ついたであろう
白鵬のことを、こう語っています。

以来、白鵬は立ち合いに変化はするし、猫だましはするし、横綱としての威厳も格も自ら放棄したように見える。
さらに、懸賞金を受け取った後、これ見よがしに祝儀袋の束を振りかざすようになった。こんな不作法をやってはならぬことを、おそらく白鵬自身が一番よく分かっている。相撲史を学び続けてきた白鵬は、懸賞金が神からの贈り物であることを十分に理解しているはずだ。

もし今、内館さんが横審にいたら、
白鵬にどんな言葉をかけたのでしょうか?

いつぞやのサンデースポーツで、白鵬は
「相撲は神事ではなくスポーツだ」
と発言していました。

神事としての相撲の横綱であることをやめ、
スポーツとしてのsumoのチャンピョン
であるとアピールしている
ように
私には見えます。

はっきり言って私には
悲劇でしかありません。

座布団を投げられる環境にあれば
この悲劇は起きなかったのでしょうか?

それは確かめようがないけれど、
本著で内館さんはこう続けています。

私は傷つけられた白鵬の心を思う時、同時に観客の心も思う。危険な座布団投げを認めよということではない。江戸の投げ纏頭が禁じられると、庶民は投げ座布団に行きついたように、観客が熱い想いを形にすることも、スポーツ観戦の一要素である。主催者はその受け皿を考える必要があるのではないか。

私には「万歳三唱した奴ら気持ち悪い」
としか思えなかったけれど、
さすが内館さん!深いですね。

白鵬の気持ちにも観客の気持ちにも
寄り添っています。

座布団投げの代替案が必要という考えには
同意です。

興奮は拍手とか歓声とか
スタンディングオベーションで
表せばいいじゃん、

とも思いますが、
とにかく何か投げたくて仕方ないのが
相撲場に来る相撲ファン
ですからね。

座布団の代わりを3つ考えた

座布団は投げちゃいけないけれど、
観客は何か投げたくて仕方がない。

なら、投げても危なくないものを
投げればいい。

そこで代替え案を3つほど
考えてみました!

代替え案①花束やぬいぐるみ

まず私が真っ先に思いついたのは、
花束やぬいぐるみを土俵に投げること。

さきほどフィギュアスケートで
リンクに花束やぬいぐるみが
投げ込まれることを書きましたが、

まさにそのイメージです!

花束やぬいぐるみなら
投げてもそんなに危なくないはず。

フィギュアスケートのお客さんも
堂々とやっていますからね。

ただ、いくつか問題があります。

花束やぬいぐるみは
お客さん自身が用意しないといけないうえ、
決して安いものではありません。

さらには、これらのプレゼントは
特定の選手(力士)への
プレゼント
として購入されるもの。

まず、推し力士の取組で
投げちゃいますよね。

そうなったら、その後横綱が敗れたとき、
投げるものがなくなってしまいます。

=座布団を投げるしかない、
というパターンに。

もっと言えば、
花束やぬいぐるみを買うような
ファン層は、

まず座布団を投げるファン層とは
かぶりません。

たとえ相撲協会が
「横綱が敗れたときは
花束やぬいぐるみを投げて下さい」
と告知したところで、

浸透しないことが予想されます。

代替え案②バラの花

バラの花

そこで次に思いついたのは、
花束をヒントに「バラの花」

ちょうど今年(2018年)の秋場所に
鳴戸親方(元琴欧州)が女性に
バラの花をプレゼントする企画

あったこともヒントになりました。

バラの花はもちろん造花で、
協会側が用意する。

紙袋に大量に入れた状態
お客さんに配るか席に配置。
投げたくなったら投げてもらう。

(入れ物が紙袋なのは、
袋ごと投げても安全なため)

投げたくない人はそのまま置いて帰る。

投げられたバラの造花は
座布団同様呼び出しさんが回収し、
使いまわす。

誰かが横綱を倒したら
バラの花が舞う光景
って、
きれいで華やかでいいと思うんですよねぇ。

ただ、相撲場という和の空間にバラ、
というのが、ちょっとミスマッチな
気はします。

代替え案③葵と瓢の花

葵の花

そこで私が次に思いついたのは、
相撲節会すまいのせちえ」からヒントを得た
葵とひさごの造花を投げること。

かつて平城京の時代、
相撲は「相撲節会」という
天覧相撲が行なわれていました。

相撲節会では、
東の力士は頭に葵の花を、
西の力士は頭に瓢の花を
さしていました。

このことも「大相撲の不思議」に
書いてありました。

バラの花同様紙袋に入れて、
東の席には葵、西の席には瓢の造花を
用意しておく。

お客さんは投げたくなったら投げる。

投げられた花は回収して使いまわし。
投げられなかった花はそのまま。

葵と瓢の花なら相撲とのつながりもあるし、
相撲場に相応しい
と思うのですが…
いかがでしょうかね?

相撲協会にメールしてみようと

以上、横綱が敗れたとき、
座布団に代わって投げるものについて
お伝えいたしました。

座布団に代わって投げるものが必要な理由は
お分かりいただけたかと思います。

代替え案については、他にいい案があれば
ぜひともツイッター @peparmint_ai
お知らせいただけると嬉しいです^^

私にどうこう出来る話では
ないかもしれないけれません。

でも、相撲協会に
メールを送ることくらいは出来ます。

これはいいんじゃないかと
思える案が見つかったら、
ダメもとで送ってみようと思っています。

以上、ペパーミントあいが
お届けいたしました。

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