北の富士さんは明らかに老け込んだ

北の富士さんは明らかに老け込んだアイキャッチ 大相撲観戦日記

相撲と紅茶とゲームが大好きな
ペパーミントあいです。

昨日、北の富士さんを褒め称える記事
書いた直後にごめんなさいm(__)m

ちょっと今日は、
北の富士さんに対して
辛口なこと書きます。

今日はちょっとボロカスに言うけど、
私は愛ある毒舌の北の富士おじいちゃん
大好きです!

正面:北の富士、向正面:舞の海の起源について

いよいよ2020(令和2)年十一月場所
初日が始まりました!

通常なら一年納めの九州場所、
となるところですが、
今年は新型コロナウィルスの影響で
東京両国国技館での開催となったため、
九州場所ではなく十一月場所です。

(そもそも正式名称は
「九州場所」ではなく「十一月場所」
なのですが……)

初日のNHK大相撲中継の解説は、
もう十何年も前から

正面:北の富士勝昭さん

向正面:舞の海秀平さん

と決まっています。

舞の海さんが引退して解説デビュー
したばかりの頃は、

向正面解説の舞の海さんが
正面解説の親方に話を振る光景が
非常に新鮮でした。

当時の解説の親方衆は、
アナウンサーに振られない限り
正面と向正面が会話をする、
ということは一切なかったですからね。

特に舞の海さんが北の富士さんに絡むと
話が非常に盛り上がって
面白くなった
ためか、

NHK大相撲中継さんは一番盛り上がる
初日と千秋楽の解説に
北の富士さんと舞の海さんのコンビを
起用するようになりました。

これがいつのまにか
すっかり定番化するようになりました。

NHKさんはとてもいい采配をしたと
思います!

でも昨今になって、
そんな名コンビの解説に
翳りが見えているように感じます。

元大岩戸の批判ツイートに思わず賛同!

今日2020年11月場所初日の相撲観戦中、
こんなツイートがTLにあがってきました。

この方は元八角部屋の幕内力士・
大岩戸の上林義之さんです。

現在は自身の会社を立ち上げて、
ライター活動などをなさっているようです。

上林さんのブログ記事は
とても的確で、よく分析されていて、
読み応えがあります

私は今日のNHK大相撲中継、
ふつうにそれなりに楽しく見ていたのですが
思わず上林さんのツイートに
RT&イイネを押してしまいました。

それなりに楽しくは見ていたけれど、
賛同出来る部分があったからです。

ちなみに大相撲中継はNHKだけでなく
ネットのAbemaTVでも
生中継しています。

私はAbemaの方はあまり見ないのですが、
今日の解説は元3代目若乃花の
花田虎上さんだったはずです。

Abema大相撲は全体に
相撲ファンからの評判は
あまりよろしくないものの、
花田さんの解説はとてもいいと評判です。

北の富士&舞の海では技術的な解説が聞けない

では、北の富士さんと舞の海さんの解説の
何がよろしくないのか?

私ごとき素人の相撲ファンが
相撲OBの中でも大御所のお二人を
批判するのは気が引けるのですが、

相撲ファンというお客様の立場を利用して
お客様目線で言いたいことを
言わせていただこうと思います。

まずは上林さんのツイートにもあった通り、

「個人的感情でモノを言っているだけ」
の解説になってしまっていることです。

解説者も人間なので、
解説中に多少の好みは出ると思います。

それがあった方が人間味があって
親しめることは確かです。

特に北の富士さんは
飾らずに言いたいことを自由に言うところが
魅力の人です。

北の富士さんの解説は
視聴者目線に近い解説がウリであると
NHKのアナウンサーのどなたかも
話していました。

ただそうなると、
一般視聴者のウケはいいだろうけど、

玄人の相撲ファンや
本当に相撲のことを学びたいと思っている
新規の相撲ファンにとっては、
技術的な解説が聞けなくて不満が残ります。

そんな時、向正面の解説者が
技術的な解説をしてくれれば
いいのですが、
舞の海さんはそれを全然してくれません

……いや全然ってことはないのですが、
あまりしてもらった記憶がありません。

舞の海さんは自身が小兵力士で
あったためか、
小兵力士の相撲への解説は
的確で面白くて聞きごたえがある
のですが、

大きい力士に対しては
現役時代からの恨みがあるのか
「太りすぎ」とディスってばっかりで、
あまり解説らしい解説が聞けません。

舞の海さんは素人目線に
落とそうとするあまり、
素人に毛が生えた程度の解説しか
してくれないと感じることが多くあります。

「気持ちが弱かったから負けたのでしょう」
「油断したから負けたんじゃないでしょうか」

この手の推論ばっかりで、
正直うんざりしています

北の富士さんと舞の海さんの解説では、
相撲の技術的な話が聞けないのです。

技術的な話が聞けず、
居酒屋のおっさんの会話を
聞かされている
ような感じに
なってしまっているんです。

これがまず第一に
よろしくないところかと思います。

北の富士&舞の海はネガティブ

そして北の富士&舞の海の解説の
第二に良くないところは、

「全体にネガティブ」

であることです。

技術的な解説が聞けなくても、
居酒屋のおっさんのトークでも、
ポジティブならそれはそれでいいのです^^

出来ればちゃんとした解説も聞きたいけど、
相撲は15日間あるわけだし、
たまにはそんな日があっても
いいと思います。

でも北の富士さんと舞の海さんの解説は、
ちょっと最近、
全体にネガティブなんですよねー……

「最近の力士は稽古しない」
「最近の力士は出稽古に行かない」
「最近の力士は太りすぎ」など、
ことあるごとに最近の力士をディスります。

当てはまっている部分も
あるかとは思います。

でも一視聴者として、
延々とネガティブなフレーズばかり
聞かされるのは、うんざりです

「昔(自分たちの頃)は良かった、
それに引きかえ今は……」

という言い廻しは、
今の力士を貶めながら
自分たちの自慢をしているようで、
聞いていて気分のいいものではありません。

稽古の番数にしても出稽古の頻度にしても
体重の件にしても、
力士さん側の言い分もあるはずなんです

解説者の話だけ聞いてると、私は

「番数こなした方がいいに決まってるのに
何でこなさないんだろう?」

「出稽古に行った方がいいに決まってるのに
何で行かないんだろう?」

「体重落とした方がいいに決まってるのに
何で増やすんだろう?」

という疑問が湧いてきます。

でもその疑問には答えてくれません。

(聞いたところで「怠けてるだけ」の
一言で終わりそうですが)

ただそれが正論であれそうれないであれ、
ネガティブな話を延々と聞かされるのは
しんどいです。

昔の北の富士さんは良かった

もっとも“懐古厨”は、
北の富士さんと舞の海さんに
限った話ではありません。

昔の力士を持ち上げて
今の力士をディスる解説者は
他にもたくさんいます。

最近は荒磯親方(元稀勢の里)のように
前向きで技術的にも分かりやすい解説を
してくれる若い親方も増えましたが、

「今の力士は稽古しない」と
ディスるのはある意味、
相撲中継の伝統芸能のような
部分はあります。

ただそれでも、
昔の北の富士さんは
もう一味違っていました

かつて元大受の先代朝日山親方
(ネット上の相撲ファンには
「たらいま親方」と呼ばれている方ですね)
が定年時に、
大受の押し相撲特集が組まれました。

ちょうどその日に、
幕内で富士東と千代丸の押し相撲対決が
組まれたのですが、
思いのほかあっさり、
引き技で勝負がついてしまいました。

その時の北の富士さんの解説はこうでした。

「この二人は今の幕内の押し相撲の

代表格じゃないか!それなのに

こんなあっさり引く相撲を取って!

大受を見てみろ!絶対引かないだろ!」

まあ昔の力士を持ち上げて
今の力士をディスっているのには
違いないのですが、

ディスる前に富士東と千代丸のことを
「幕内の押し相撲の代表格」
と立てているんです!

このワンクッションがあるかないかの差は
大きいと思います

この立てる一言があることによって

「お前はもっと出来る力士だ」
「お前の本当の力はこんなものじゃない」

という期待感と愛情
感じることが出来ます。

こういう一面があったから、
北の富士さんの解説は
素人目線に近くても、
居酒屋のおっさんのノリでも
相撲ファンから絶大な人気と信頼
あったのだと思います。

でも最近の北の富士さんからは、
この「立てるワンクッションの一言」が
減ったような気がします。

寂しいです。

全くなくなったわけではないのですが、
ちょっと、ただネガティブなことを
言っているだけのおじいちゃんに
なっていると感じることが増えました。

だからあえて私はこう言います。

「昔の北の富士さんは良かったな。
それに引きかえ、今の北の富士さんは……」

北の富士さんの本当の輝きはこんなものではない!

以上、北の富士さんと舞の海さんを
さんざんディスらせていただきました。

まずは舞の海さんに謝ります。

「昔の北の富士さんは良かった」
という話をするために巻きこんで
ディスってしまい、すみませんでしたm(__)m

思うに私、
北の富士さんは元千代の富士の
先代九重親方が亡くなってから
一気に老け込み、
ネガティブになられたと感じます

それくらい、愛弟子を見送ることは
大きなことだったのだと思います。

心中は察するに余りあります。

でも、年を取ることは、
頑固になって意固地になって
墓場に向かうことではないと、
私は思っています。

70歳になってから
人生のピークが来て
大きな偉業を成し遂げた偉人も
世界にはたくさんいます。

年を取ると体は弱っても、
心は磨かれていくものだと、
私の尊敬するジョセフ・マーフィーという
牧師さんは言っていました。

北の富士さんだって、
年を重ねるごとに輝きを増す方であると
私は思っています。

今でも十分輝いているとは思うけど、
もっと輝ける方であると思います!

あなたの本当の輝きは、
そんなものではないはずです。

北の富士さんの心の平和と
人生のありとあらゆる祝福を
お祈りします。

そして最後に一言。

北の富士さんの半分くらいしか
生きていない私ごときが、
偉そうに説教してすみませんでしたm(__)m

ペパーミントあいがお届けいたしました。