相撲と紅茶とゲームが大好きな
ペパーミントあいです。
2020(令和2)年七月場所14日目の
手さばき帳を公開いたします。
この手さばき帳ブログを通して、
より深く相撲を楽しむことが
出来ますように。
2020年七月場所14日目の実況と解説
実況:太田雅英
解説:尾車親方(元琴風)
向正面:雷親方(元垣添)
東リポート:戸部眞輔
西リポート:三輪洋雄
2020年七月場所14日目 幕内前半の手さばき帳
※特に良かった相撲・
個人的に注目していた相撲は
ピンクのボックスで表示。
○高安(9-5)-(6-8)錦木●
寄り切り
高安が一気に寄り切り!
すぐ左を差して下手を取り、
錦木の小手投げを堪えて一気に出た!
高安はあまり調子良くなさそうだが、
何だかんだで9勝目。
錦木は負け越し。
○佐田の海(7-7)-(8-6)琴奨菊●
寄り切り
佐田の海が一気に寄り切り!
佐田の海は
立合いで真っ先に双差しになった。
琴奨菊は何も出来ず。
■琴勇輝(6-8)-(4-10)松鳳山□
不戦勝
琴勇輝は前日の相撲で膝を傷める。
全治1ヶ月とのこと。
相当重い怪我だ。。。
●志摩ノ海(5-9)-(4-10)千代丸○
寄り切り
千代丸が右四つで一気に寄り切り!
何で10敗もしてるの?
と思うような相撲だった!
●琴勝峰(8-6)-(10-4)妙義龍○
妙義龍が土俵際逆転のはたき込み。
琴勝峰が一気に出てきたのを、
土俵際で逆転した。
>
尾車親方(元琴風)は琴勝峰の負け方を
褒めちぎる。
「前に出る相撲だから将来に繋がる」
「こういう相撲なら怪我をしない」
後者の発言には力士への愛情を感じた。
>
●玉鷲(9-5)-(9-5)若隆景○
押し出し
若隆景、玉鷲の押しを残して逆転!
よく残した!凄い!
○栃ノ心(9-5)-(8-6)北勝富士●
上手出投げ
栃ノ心、右でカチ上げ、
伸びた北勝富士の背中から
覆いかぶさるように上手を取り、
潰すように出投げ!
○輝(5-9)-(4-5-5)琴ノ若●
寄り切り
四つに組む展開。
一時は琴ノ若優勢だったが、
最後は輝が寄り切り。
琴ノ若は傷めている足で踏ん張る形に。。。
琴ノ若は蹲踞もままならない様子。
膝の状態が心配だ。。。
○宝富士(5-9)-(5-9)魁聖●
突き落とし
宝富士、当たってすぐに体を開いて、
突き落とし。
魁聖は全然足が出ていない。
心配だ。。。
●千代大龍(5-9)-(5-9)霧馬山○
寄り切り
霧馬山、千代大龍の当たりに下がらない。
スッと右の下手を取り、
双差しになって(?)、
一気に寄り切り!
強くなったと感じる相撲。
2020年七月場所14日目 幕内後半の手さばき帳
○隆の勝(8-6)-(7-7)徳勝龍●
押し出し
隆の勝、徳勝龍の引きについて行って
一気に出る!
●勢(2-12)-(1-13)阿武咲○
押し出し
阿武咲突っかける。二度目で成立。
阿武咲にやっと初日が出た!良かった!
一気に押し出すいい相撲だった^o^
ひと一倍大きな拍手が起こった。
尾車親方(元琴風)も「最高の相撲」
と褒めちぎる。
○遠藤(7-7)-(6-8)竜電●
上手投げ
遠藤が捻りながらの上手投げ!上手い!
●石浦(4-10)-(4-10)豊山○
押し出し
石浦がやや左にずれる立合いで、
下から押し上げる。
豊山、これを捕まえて押し出し!
>
○大栄翔(10-4)-(5-9)炎鵬●
突き倒し
大栄翔が一気に突き倒し!
炎鵬は今場所、
こんな一方的な負け方が多い。。。
●碧山(5-9)-(9-5)隠岐の海○
突き落とし
隠岐の海が土俵際逆転の突き落とし。
余裕があったように思う。
○正代(11-3)-(12-2)照ノ富士●
寄り切り
照ノ富士は左前廻しいい位置を取るが、
正代が双差しを狙う立合いで
照ノ富士を圧倒!強かった!
正代は勝った後も気合の乗った表情。
こんな気合の入った正代、初めて見た!
照ノ富士は2敗に後退。正代は3敗を守る。
●琴恵光(9-5)-(11-3)御嶽海○
すくい投げ
御嶽海、琴恵光に攻められたが、勝った。
琴恵光も強くなったと思った。
御嶽海も3敗を守る。
○照強(8-6)-(11-3)朝乃山●
足取り
照強が足取り!
うーん、朝乃山は悔しい3敗目(><)
照強、照ノ富士の援護射撃をした!
照強は殊勲インタビューで
「自分が勝つとしたら足取りだと思った。
付け人の錦富士に相談したら
いけるんじゃないかと言ってくれたから
やった。勝った瞬間は頭が真っ白になった」
と話すも、殊勲インタビューでは舌滑らかな
ストーリーテラーぶりを発揮していた(笑)
2020年七月場所14日目の敢闘精神あふれる力士
幕内
1位:正代
2位:照強
3位:阿武咲
十両
1位:錦富士
2位:翔猿
3位:翠富士
何と十両、幕内合わせて
伊勢ヶ浜部屋の力士が3人もランクイン!
照強に対朝乃山戦の作戦を授けた錦富士が、
ともにランクインしています!
そしてようやく初日を出した阿武咲も
幕内3位にランクイン^0^
最高にいい相撲で初日を出しました!
2020年七月場所14日目時点での優勝争い
二敗
- 照ノ富士
三敗
- 朝乃山
- 正代
- 御嶽海
※10勝3敗1休の白鵬は除外
2020年七月場所14日目に紹介された記録
正確なところは分かりませんが、
史上初になるかもしれない
という記録が紹介されました。
今場所は関脇の正代と御嶽海、
小結の大栄翔と隠岐の海がともに勝ち越し。
うち正代、御嶽海、大栄翔は既に2桁の
白星を挙げていて、
隠岐の海も明日勝てば10勝目となります。
細かい記録をたくさん持っている
NHK大相撲さんでも
すぐ引っ張り出せなかったので、
過去にない記録の可能性はあります。
小結と関脇って、
強い人としか当たらないから、
そもそも4人そろって勝ち越すこと自体
難しいですもんねぇ。。。
2020年七月場所14日目に起った出来事
琴勇輝が休場
前日13日目の相撲で膝を傷めた琴勇輝が、
14日目から休場です。
全治1ヶ月との診断が出ています。
大きな怪我であると想像出来ます。
せっかくの帰り入幕で、
少しずつ調子を取り戻していただけに、
残念です><
本人が一番悔しいかと思いますが、
しっかり治して、
また元気な姿を見せてほしいです^^
阿武咲、快心の押し相撲で初日!
14日目にして、
ようやく阿武咲に初日が出ました!
長かったです><
でも良かった!
本人が一番ホッとしたと思いますが、
私もホッとしました(笑)
とてもいい内容の押し相撲でした^0^
ずっと勝ち方を忘れたような相撲が
続いていましたが、ようやく勝てました!
良かったです^^
国技館のお客さんからは
割れんばかりの拍手が起こりました!
でも本人はいっぱいいっぱいで、
拍手を聞いている余裕はなかったとのこと。
相当根詰めていたようです><
明日の千秋楽は、
お客さんの拍手を聞く心の余裕も
持てるといいですね^^
優勝争いが大きく動く!
そして14日目は、
優勝争いにも大きく動きがありました。
正代が一敗の照ノ富士を破り、
照強が二敗の大関朝乃山を
足取りで破ります!
まさかの2トップが
そろって負けるという展開になりました。
正代はこんな気合の乗った正代
初めて見たというくらい強かったし、
照強からは同部屋の照ノ富士を援護射撃
してやるぞという気迫を感じました!
事実、援護射撃する気満々だったことは
その後の殊勲インタビューで分かります。
援護射撃するために
付け人の錦富士と作戦を練ったようで……
照ノ富士の優勝をアシストした場所を
思い出しました。
伊勢ヶ浜部屋の絆を感じました。
結果、照ノ富士が2敗で単独トップ、
朝乃山、正代、御嶽海が3敗で並ぶ
という展開に。
明日の千秋楽は、
照ノ富士と御嶽海、
結びで朝乃山と正代が対戦します。
照ノ富士が勝てばその場で優勝が決定。
御嶽海が勝てば
照ノ富士、御嶽海、正代-朝乃山の勝者での
優勝決定巴戦となります。
うーん、
照ノ富士の復活優勝も見たいけど、
巴戦も見たい!
朝乃山に3連敗はしてほしくないけど、
正代には優勝してほしい!
誰を応援していいか分かりません(笑)
ただ真面目に、
誰が優勝するのか分かりません。
非常に面白い場所になりました♪
2020年七月場所14日目 全体の感想
そんなわけで、
阿武咲に初日が出て、
優勝争いが大きく動いて、
14日目は非常に盛り上がった一日でした^0^
初めは白鵬と朝乃山が優勝候補の本命と
思っていましたが、
まさかの展開になりました。
しかし、今場所も横綱・大関の誰かが
休場するであろうことは
薄々想像はしていましたが、
まさか千秋楽の結びが
正代と朝乃山になろうとは!
新しい時代の到来を感じます。
ただ誰が優勝するにしても、
みんな怪我無く終わってほしいです。
以上、
ペパーミントあいがお届けいたしました。