2020年大相撲秋場所中日の感想

令和2年大相撲秋場所中日の感想アイキャッチ 大相撲観戦日記

相撲と紅茶とゲームが大好きな
ペパーミントあいです。

2020(令和2)年大相撲秋場所中日の
幕内のNHK中継は、
朝潮のぶちかまし特集に始まり、
阿武咲がいい相撲で連敗を止め、
北の富士さんが御嶽海にご立腹し、
貴景勝がまさかの栃ノ心の変化に敗れて
終わった1日でした。

これで幕内は2敗がトップで9人が並び、
十両より混戦した優勝争いになりました。

技の神髄 朝潮の「ぶちかまし」

2020年秋場所中日の中入り企画は、
「技の神髄 朝潮のぶちかまし」特集でした。

元大関 朝潮(現高砂親方)は、
現役時代ぶちかましを得意とした力士。

ぶちかましとは、
頭でガツンと力強くぶつかる
立合い
のことです。

頭でぶちかます力が強すぎて
時に額から流血することも多かった
朝潮ですが、
元々は四つ相撲の力士だったとのこと。

でもある時期から
四つ相撲では勝てなくなり、
ぶちかまして一気の押しで勝つ相撲を
覚えたそうです。

理由は同じ部屋に
押し相撲の富士櫻がいたことが
大きかったと話します。

自分より小さな富士櫻が

ぶちかましであれだけの

威力を出せるのなら、

大きい自分がやれば

もっと破壊力が出る

と考えたそうです。

威力を上げるポイントは
「右足を少し引いて右足で踏み込む」
ことだと話していました。

半歩引くことで
踏み込む威力が増すそうです。

北の富士さん、ぶちかましを全否定(笑)

一方でこの特集を見た北の富士さんは、

「あんなもの人のすることじゃない」

とぶちかましを全否定(笑)

自身は新弟子の頃にこれをやったところ
脳震盪を起こして怖い思いをしたので、
こんな恐ろしいこと二度と出来るかと
思ったそうです。

だから北の富士さんの現役時代は
胸で当たる立合いだったようです。

でも相手のぶちかましを
胸で受けることは多く、
肋骨が折れることはあったようですね。

相撲、冷静に考えると
恐ろしいスポーツですね><

でもそんな北の富士さんですが、
弟子には頭で当たれと指導したとのこと(笑)

「今思うと悪いことしたねぇ」

と笑いながら話していました。

豪風、三賞取れなかった悔しさでぶちかます!

一方でこの日向正面の解説は
元豪風の押尾川親方。

豪風は現役時代、
押し相撲の力士だったので、
頭でぶちかますことも多くありました。

この日のNHK中継では
豪風がぶちかまして勝った名勝負として
2017(平成29)年初場所千秋楽の玉鷲戦
紹介されていました。

豪風が玉鷲を一気に押し出す
快心の相撲でした^0^

ただこの場所、
豪風はとても良かったにも関わらず、
他にもっと良かった人がいたのか
三賞を取ることが出来なかったとのこと。

押尾川親方は
その悔しさを全て相撲にぶつけた
一番だったと話していました(笑)

松鳳山が8連敗で負け越し

松鳳山が8連敗でストレート負け越しです。

今場所はまだ初日が出ない松鳳山。

中日も元気がなく、
消極的な相撲に思えました。。。

松鳳山は以前にも
幕尻で13連敗をしたことのある
力士ですが……

早く沼から抜け出してほしいです><

途中出場の石浦、気迫で勝つ!

この日は初日から休場していた石浦が
途中出場し、
志摩ノ海を下手出し投げで破りました。

とても気迫を感じる相撲でした!

ただ相撲は元気だったけれど、
勝ち名乗りの蹲踞は辛そうでした><

足首を骨折して休場したと
聞いているので、
このまま出続けて大丈夫なのか、
心配です。。。

豊昇龍「琴奨菊関のオーラが凄かった」

一方で途中出場の琴奨菊は、
この日、若い豊昇龍に敗れます。

琴奨菊有利な形になるも、
足が相当痛いのか、
送ることが出来ません。。。

最後は豊昇龍に攻められ、
自ら力を抜いてしまいました。

これは相当痛みがあると想像します。

相撲が取れる状態ではないのでは?

ただ対戦した豊昇龍は、

「琴奨菊関のオーラが凄かった。
対戦出来て嬉しかった」

と話していたようです。

琴奨菊は元大関ですもんね。

目の前にいたら
相当オーラはあると思います。

押尾川親方、阿武咲を褒める

5連勝のあとの2連敗で迎えたこの日、
阿武咲は竜電と対戦し、
押し倒しで勝ちました。

左おっつけ、
右のど輪のいい相撲でした^0^

ちょっと沼にハマりやすい力士なので
心配していましたが、
連敗を止めてくれて一安心です^^

押尾川親方(元豪風)は阿武咲について

「すでにいいぶちかましを持っている」

「押し相撲の綺麗な型がある」

と高評価していました!

嬉しいことです^^

照ノ富士、連日の大関相撲

照ノ富士は
大関時代苦手にしている印象だった玉鷲に
寄り切りで勝ちました。

2連敗スタートだったものの、
3日目以降は安定した相撲内容で
勝っています。

北の富士さんは
今日の照ノ富士の相撲について

「引っ張りこもうとしないで
玉鷲の押しを下からあてがっている」

と解説。

私は今場所の照ノ富士を見ていて
うっすらと

「相撲の幅が広がったなぁ」
「理詰めの相撲を取ってるなぁ」

と感じていましたが、
こういうところにそれを感じたんだろうなと
思いました。

大関時代は力づくでねじ伏せていたことを、
正攻法の技術を覚えて
怪我しない相撲を取っているのだろうと
思います。

妙義龍、正代に一矢報いる!

昨日敗れて2敗目を喫した正代は、
今日は妙義龍に勝って連敗はしませんでした。

ただ、一瞬崩されて危ない場面もありました。

妙義龍、やっぱり強いですね!

妙義龍は現在、
3連勝のあとの5連敗中ですが、
負けた相撲も内容はいいです!

北の富士さん、御嶽海に怒る「気持ちがない」

そして中日には
大栄翔と御嶽海の関脇対決が組まれました。

押し相撲同士の両者、
初めは互角の押し合いに見えましたが、
御嶽海が辛抱しきれず引いてしまい、
そのまま一気に押し出されてしまいました。

これで御嶽海は4勝4敗。

ちょっと優勝の芽はなくなってきました。

この相撲に北の富士さんはご立腹。

連日コラムでも
御嶽海に苦言を呈していましたが、

「気持ちがない」
「毎日何となく土俵に上がって、
何となく勝っている」
「相撲を甘く見ている」

と苦言の連発。

テレビなのでそれなりに
言葉は選んでいましたが、
内心相当お怒りなのでは?
と感じました。

元々毒舌の北の富士さんですが、
毒舌の中にも愛情とユーモアのある方です。

でもちょっと今日は、
笑えるどころか怖かったです><

昨日は優しい尾車親方に
ボロカスに言われた御嶽海。

そろそろ本気で
自身のムラと向き合わなければならない
時期なのかもしれませんね。

豊山休場で、朝乃山が不戦勝

昨日の貴景勝戦で
右足を引きずっていた豊山ですが、
今日から休場です。

診断は
「右前脛腓(ぜんけいひ)靭帯損傷」
とのこと。

豊山の休場は入門以来2度目です。

師匠代行の枝川親方(元蒼樹山)によると

「昨日の相撲で俵に詰まった時、
右足首を捻った。夜に腫れて痛みが出た。
本人は再出場したいと話しているが、
まずは腫れが引いて状態を見てから
判断したい」

とのこと。

しかしよりによって
ライバルの朝乃山戦で不戦敗とは、
無念でしょうね。。。

私も朝乃山と豊山のライバル対決が
観られなくて残念です><

でも無理はしないで、
ちゃんと治してから戻ってきてほしいですね。

貴景勝、栃ノ心の変化に敗れる

そして結びの一番。

この時点で1敗力士はことごとく敗れ、
貴景勝が勝てば1敗単独トップ
となるところでしたが、

まさかの栃ノ心の変化に敗れます。

結びの大関戦で変化とは!

栃ノ心、時々変化も見せる力士ですが、
ちょっとこれは予想外でした。

結果、貴景勝も2敗に後退し、
幕内は中日にして全勝力士も
1敗力士もいなくなるという
展開になりました。

幕内は2敗で貴景勝、正代、照ノ富士、
霧馬山、高安、若隆景、阿武咲、琴勝峰、
翔猿の9人が並ぶ展開に。

十両はまだ1敗力士がいるので、
幕内が十両よりも混戦しています!

白鵬がいないとこうも混戦するんですね……

幕内の優勝争いが十両より混戦状態に

以上、2020年秋場所中日の感想を
まとめさせていただきました。

喋りたいことが多すぎて
頑張って絞ったけど
あまり簡潔にはまとめられませんでしたが、
いかがでしたでしょうか?笑

冷静に考えて本命候補は
貴景勝、正代、照ノ富士で、
ダークホースに高安、

といったところでしょうか?

個人的には阿武咲にも
最後まで生き残ってほしいところですが……

3敗朝乃山の浮上もあり得そうだし、
読めません!

面白くなってきました!

以上、
ペパーミントあいがお届けいたしました。