スコゲワブロガーのペパーミントあいです。
元黒姫山の田中秀男さんが、
2019年4月25日に肺炎で亡くなりました。
70歳だったそうです。
お悔やみ申し上げます。
黒姫山の「デゴイチ」という愛称は
訃報のニュースで初めて知りました。
この機会にというのも
失礼な話ではありますが、
ちゃんと黒姫山さんについて知りたいと思い
「デゴイチ」の愛称の由来や
黒姫山の四股名の由来について
調べてみました。
「デゴイチ」の愛称の由来
黒姫山の「デゴイチ」という愛称は、
彼の立合いの強烈なぶちかましから
来ているようです。
黒姫山のぶちかましを
蒸気機関車の突進していく様に
なぞらえての愛称だったんですね!
うーん、今の人にはなかなかない
粋なネーミングセンスです!
黒姫山の四股名の由来
「黒姫山」という四股名は、
地元にちなんだ四股名のようですね。
黒姫山さんの出身は
新潟県西頸城郡青海町(現在の糸魚川市)。
師匠(元横綱羽黒山の立浪親方)から
「故郷の近くに山でもあるか?」
と聞かれ、
「黒姫山があります」
と答えたことで「黒姫山」という
四股名になったようです。
「黒」は「黒星」を連想させるため
四股名には使われない文字でしたが、
黒姫山や黒瀬川という力士が活躍したことで
縁起の悪さが払拭されていったようです。
現役時代の黒姫山
東の関脇。
デゴイチの愛称の由来ともなった
強烈なぶちかましで、
横綱や大関も次々破っていきました!
黒姫山の対上位戦の主な結果は、
ご覧の通り。
対横綱 北の湖 | 8勝26敗 |
対横綱 輪島 | 7勝24敗 |
対横綱 若乃花(2代目) | 5勝18敗 |
対横綱 三重ノ海 | 13勝21敗 |
対大関 大受(大関時代のみ) | 3勝3敗 |
対大関 貴ノ花(父・通算) | 16勝23敗 |
横綱相手によく奮闘し、
大関に至ってはほぼ互角に
戦っています!
金星を6個、殊勲賞を4回受賞するという
快挙を成し遂げました^^
金星は横綱を倒したらもらえるもの、
殊勲賞は横綱・大関・優勝者を倒したら
もらえるものなので、
これはすごいことですよ^0^
ただ上位には強かったけれど、
下位に弱いところがあった様子。
ありませんでしたm(__)m
ぶちかましの威力は強いけれど、
一度出足を止められちゃうと弱い、
という弱点もあったようですね。
引退後の黒姫山
黒姫山は引退後、年寄・錦島を襲名。
以後山響・出来山・北陣を経て、
(元北の洋の緒方昇さん)の定年退職に伴い
12代武隈を襲名します。
元黒姫山は引退後も所属する立浪部屋の
部屋付き親方として活動しますが、
1999年2月に現在の立浪親方(元旭豊)が
立浪部屋を継承すると、
長男の羽黒洋と次男の羽黒國を連れて独立。
武隈部屋を起こします。
とはいえ、元々黒姫山さんは
部屋を持ちたいという人ではなく、
元旭豊より年齢も最高位も上の自分が
部屋にいては立浪親方がやりにくいだろうと
いう配慮からの独立だったようです。
その証拠に新弟子は取らず、
羽黒國が引退すると部屋を閉鎖。
自身は友綱部屋へ移籍しています。
この手の本は読みだしたら
止まらなくなるので怖くて
なかなか手が出せませんが、
気になるので近々見てみようと思います!
定年後の黒姫山
2013年11月に定年退職。
定年後は大相撲雑誌に
コラム連載などのお仕事を
していました。
黒姫山の孫の田中山
2019年夏場所現在で三段目の田中山は
黒姫山の孫にあたります。
孫の田中山が立浪部屋ではなく
境川部屋へ入門したのは、
「一番厳しい部屋で鍛えてほしい」
という黒姫山さんの意向によるものとのこと。
田中山については下記記事にて
まとめています。
黒姫山の晩年
黒姫山さんの訃報は、
息子の元羽黒洋さんが
真っ先にツイッターで知らせて
下さいました。
父、黒姫山こと、田中秀男が昨夜肺炎で亡くなりました。昨年3月に脳梗塞で倒れ、1度は回復の兆しを見せてリハビリに励んでおりましただけに残念です。
生前は大変お世話になりありがとうございました。葬儀につきまして画像にてご確認ください。取り急ぎご報告いたします。 pic.twitter.com/rYr61oDaZm— 田中🎲-k🇯🇵⊿ (@ptaptada) 2019年4月26日
2018年3月に脳梗塞で倒れ、
ずっとリハビリをされていたようです。
2019年4月25日22時30分、
肺炎のため、70歳で亡くなったとのこと。
お悔やみ申し上げます。
昭和の名力士・黒姫山を偲ぶ
以上、田中山のお祖父さんの黒姫山さん
について語ってみました。
いかがでしたでしょうか?
粋な愛称のセンスですよね!
黒星を連想させる黒がつく「黒姫山」という
四股名で活躍した黒姫山さん。
活躍できるかは本人次第なんだなと
思いました。
改めて、平成の最後に、
昭和の名力士黒姫山さんに
思いを馳せたいと思います。
ペパーミントあいがお届けいたしました。