ひろプリ9話、ツバサに足りなかった勇気とは?

こんにちは。

最近「ひろがるスカイ!プリキュア」に
ハマっているペパーミントあいです。

今日はひろがるスカイ!プリキュアこと
ひろプリ9話「勇気の翼!飛べキュアウィング」
について語りたいと思います。

ネタバレを含む感想になります。

祝!キュアウィング初変身回

ひろプリ9話はキュアウィングの初変身回。

良かったですね^ ^

エルちゃんを助けようと勇ましく飛び立つも
結局飛べなくて、
助けに来たのに逆にエルちゃんに助けられ、
でも最後にはカッコよく助ける!

エルちゃんとツバサ君の関係性が
プリンセスとナイトというのもいいですvv

こういうの好きな女子、
多いんじゃないですかね?笑

私も好きです♡

このお話の「勇気」の意味とは?

ところで、9話のタイトルは
「勇気の翼!飛べキュアウィング」

キュアウィングの名乗りの台詞は
「天高く広がる勇気!キュアウィング」

いずれも「勇気」という言葉が入っています。

これがすごく気になってるんです。

勇気というワードが入っているから、
9話はツバサ君が勇気を出すことで
プリキュアに目覚める話なのだろうと
思っていました。

でも見てみると、
ツバサ君がプリキュアに目覚めたきっかけは
カバトンがエルちゃんを嘲笑したことへの
「怒り」でした。

少なくとも私には、
目覚めたきっかけは勇気というより
怒りに見えました。

この意味を少し考えてみました。

以下は私の勝手な想像です。

議論する気はないので、
解釈が合わなかったら、
この人はこう感じたんだ、くらいに思って
そっと画面を閉じていただけると
ありがたいです。

プリズムの初変身回との比較

プリキュアに目覚めたきっかけが勇気というなら
むしろキュアプリズムの初変身回の方が
合っている気がします。

目の前にミラージュペンが現れた時、
ましろちゃんは初め、
それを手に取ることを躊躇しました。

はたして自分がプリキュアになって
戦うことが出来るのか?

そう思って躊躇しました。

そこを幼馴染みのあげはさんに背中を押されて
プリキュアに変身しました。

勇気を出して変身した、
という言葉がピッタリだと思います。

勇気ある行動は最初から取っている

ツバサ君は、
むしろ勇気は最初から出していると思うのです。

9話冒頭の、エルちゃんを助けるために
一か八かで街へ飛んで行こうとしたのも、
一度追い出されたランボーグに
再び乗り込んでエルちゃんを助けに行ったのも、
エルちゃんを逃すために死を覚悟で
スリングから手を離したのも、
全部勇気ある行動です。

勇気ある行動は最初から取ってるんですよ!

でも、これらの行動でツバサ君の
スカイミラージュが目覚めることは
ありませんでした。

この子に足りなかった「勇気」とは
何なんでしょうか?

ツバサが初めて怒りを表した瞬間

私はこれ、
ヒントはツバサ君がプリキュアに目覚める
瞬間の台詞にあると思います。

「やめろ。エルちゃんを嗤うな!」

この時エルちゃんは、
エルちゃんを逃すために
スリングから手を離したツバサ君を助けようと
力を使います。

でも、そのせいでカバトンに追いつかれてしまい
再び捕まりかけます。

カバトンは
「ばーかめ、そんな脇役放っておいて
一人で逃げればよかったのによ」と、
エルちゃんを嘲笑。

エルちゃんは泣きながら
なおもツバサ君を助けようと
力を使い続けます。

この涙は自分が捕まってしまうことへの
恐怖の涙ではなく、

「わたしが捕まったらツバサが死んじゃう!」

という涙だったと思っています。

この時、ツバサ君が言った台詞が、
この段落頭の台詞です。

「やめろ。エルちゃんを嗤うな!」

ツバサ君がひろプリに登場して初めて、
強い口調で怒りの感情を表した瞬間でした。

自分を嗤った相手に「No!」と言う勇気

これ、私は、
エルちゃんを嘲笑された怒りだけど、
同時に自分を蔑まれた怒りでもあったと
思っています。

だってカバトンは、
「ツバサ君を助けようとした」エルちゃんを
嗤ったのですから。

カバトンの嘲笑は、
ツバサ君を「助ける価値のない人間」と
蔑むものでした。

自分を守ろうとしてくれたエルちゃんへの
嘲笑は、同時に自分への嘲笑でもあった。

ツバサ君に足りなかった勇気というのは、
自分を嗤った相手に対して「No!」と言う
勇気だったんじゃないかと思うのです。

嗤われることを受け取ってしまっていた

それまでのツバサ君は、
飛べないプニバード族の自分が
空を飛ぶという夢を嗤われ続けたことに対して、
悔しい思いを抱きながらも、
それをどこかで受け取ってしまっていました。

嗤われることを受け取ってしまうということは、
飛べないと認めてしまうことです。

だから飛べなかったのではないでしょうか。

ソラの賛辞を受け取れなかったツバサ

8話でソラちゃんがツバサ君の夢を
「カッコいい!」と認めてくれた時、
ツバサ君はその賛辞を素直に
受け入れているようには見えませんでした。

笑顔も見せていたけど、
嬉しいというよりは困惑しているように
見えました。

ずっと嗤われ続けてきたから、
嗤われることに慣れすぎて、
認められてもそれを現実のものとして
心から受け入れることが
出来ていなかったように見えます。

認めてくれる人を選ぶ勇気

言ってしまえば、
認めてくれる人ではなく、
認めてくれない人の言葉を
受け取ってしまっていました。

でもエルちゃんを嘲笑された怒りを
露わにした瞬間から、
自分を嗤った人々を拒否し、
自分を価値ある人間と認めてくれた人を
受け入れることが出来た。

その後のツバサ君の台詞。

「僕が最期を迎えるとして、
その時思い出すのは、
僕を嗤った人たちの顔じゃない。プリンセス。
僕を守ろうとしてくれた、あなたの顔です」

これは上記のような意味の込められた台詞だと
思っています。

その後、9話の最後で、
ツバサ君はソラちゃんに「ありがとう」を言って
握手を求めます。

握手は8話で一度しているのですが、
改めての握手です。

8話で握手した時、ツバサ君はまだ、
ソラちゃんが自分の夢を認めてくれたことを
受け取れていませんでした。

でも9話では、受け取ることが出来た。

だから改めての握手と「ありがとう」
だったのではと思っています。

悪いものを拒否することは大切

以上は私の感想です。

これが正解かどうかは分かりません。
でも、私はこのように解釈しました。

ツバサ君は自分を嗤った相手を拒否することで
元々持っていたプリキュアの資質が目覚め、
空を飛ぶことが出来た。

そう解釈しています。

悪いものを心に受け入れることを拒否することは
とても大事なことだと思います。

何にしても、
キュアウィング覚醒回、良かったですねぇvv

8〜9話はしばらく
鬼リピすることになりそうです(笑)

ペパーミントあいがお届けいたしました。