全日本フィギュア2018男子FSの感想

01.全日本フィギュア2018男子FSの感想アイキャッチ フィギュアスケート

相撲と紅茶とゲームが大好きだけど、
フィギュアスケートも大好きな
ペパーミントあいです。

全日本フィギュア2018男性FSは、
宇野昌磨選手が怪我を押しての
3連覇を果たしました!

2位は現役復帰した高橋大輔選手。
若い選手とは一線を画す演技でした。

3位、4位はともにフリーで巻き返した
田中刑事、友野一希選手でした。

一方でジュニア勢の活躍も
目覚ましいものがありました!

宇野昌磨の全日本フィギュア2018

王者の気迫を見た宇野昌磨のフリー

SPの6分間練習中に
右足首を怪我した宇野昌磨選手。

その後の話によると、
6練中ではなく、
その前の公式練習で捻挫していた
とのことですが、

いずれにしても今回は
怪我を押しての演技となりました。

フリーの6分間練習では、
ジャンプもふつうに跳んでいた
宇野昌磨選手。

はたして本番はどうなることか
はらはらしましたが、
冒頭の4Fは成功!

その後、前半のジャンプでは
いくつかぐらついてGOEがマイナス評価に
なるものもありましたが、

後半に向けての集中力の
上がり具合が半端なかったです!

4T-2Tのコンボ、3A、3A-1eu-3Fと、
得点源の難度の高いジャンプを
次々決めていきます!

元々予定していた構成から4Sを省き、
少し何度は落としたものの、
全日本出場選手の中では
最高難度の構成には違いありません。

ここに3連覇のかかる
全日本王者の底力を見ました!

この演技で見事3連覇を果たします。

気になる右足首の怪我

その後のインタビューで、
宇野昌磨選手の怪我はSP直前の6分間練習
ではなく、その前の公式練習中であった
ことが分かりました。

診断は「捻挫」とのこと。

とりあえず、靭帯の損傷とか断裂で
なかったことは良かったです。

「無理をしても痛いだけで
その後に響くことはないだろう」

ということで、出場に踏み切ったようです。

本人の予想では

「全治2週間だから、
世界選手権には十分間に合う」

とのこと。

全治の期間を予想する選手なんて
初めて見ましたが笑、

想像していたほど大きな怪我では
なかったのでしょうかね?

ちゃんとお医者さんの治療と診断を受けて、
早く治してほしいですね。

「初めて自分を信じることができた」

でも一方で、
怪我をして追い込まれた状況だったから

「自分を信じることが出来た」

という一言も。

今季はあと一歩のところで
満足のいく演技が出来なくて、

「自分を信じることが出来なかった」

と心の弱さを語ることの多かった
昌磨君なだけに、
その一言にはとても重みを感じました。

そして

「怪我をしたおかげというのは変だけど、
怪我をしたことも糧にしていきたい」とも。

怪我を美談にしてはいけません。

でも本当に強い人って、
逆境も糧に出来る人なんだろうなぁ、

と思います。

ちょっと不思議な表彰式とインタビュー

そんなわけで、
怪我をしていたので演技後はすぐに
スケート靴を脱いでテーピングを巻いた
昌磨君。

演技後のインタビューは
椅子に座ってのインタビュー。

表彰式はスケート靴ではなく、
ふつうの靴での登場でした^^

ふつうの靴を履いて、
ちょっと気まずそうにちょこちょこ
入場する全日本王者!

なんか不思議な光景でした(笑)

宇野昌磨君って、
やっぱりちょっと不思議な人ですね^^

凄い人には違いないんだけど、
不思議な人です(笑)

高橋大輔の全日本フィギュア2018

これぞシニアの演技!

そして2位になったのは、
5年ぶりに現役復帰した
高橋大輔選手
でした!

若い選手が多い中、一人だけ30代。
一人だけ昭和生まれ。

でも唯一無二の高橋大輔!

これぞシニアの演技だ!
という演技を、
フリーでも見せてくれました^0^

ステップ、コレオシークエンス、
繋ぎの動き一つ一つ、
どこをとっても情感あふれる演技。

若い子にはそうそう真似出来まい。

というか、
これは高橋大輔にしか出来ない演技。

後半は疲れが出たのか
バテてしまっていましたが、

前半では4Tにも果敢に挑み、
迫力ある3Aも決めていました!

高橋大輔のフリーの楽曲

高橋大輔のフリーの楽曲は
「PaleGreenGohst」。

「鐘」をアレンジしてボーカルを入れた
高橋大輔っぽい雰囲気の曲
でした。

世界選手権の代表は辞退

そんなインパクトある演技で
2位になった高橋大輔選手。

世界選手権の代表に選ばれましたが、
辞退してしまいましたm(__)m

「出たい気持ちはあるけれど、
世界と戦う覚悟が持てなかった」

とのこと。

うーん、高橋大輔らしいコメントといえば
らしいのですが……

ちょっともったいないというか、
残念ですね。。。

世界選手権での高橋大輔が
私は観たかった。。。

でも、まだ現役を続けたい気持ちは
あるようだから、来季に期待します^^

友野一希の全日本フィギュア2018

一方で世界選手権代表候補だった
友野一希選手は、SPで出遅れ、
FSで巻き返すも結果は4位。

自力で世界選手権の切符を
勝ち取ることはできませんでしたm(__)m

巻き返したとはいっても
幾分ミスは出たので、
決して納得できる演技ではなかったかと
思います。

フリーの「リバーダンス」は、
やってやろうという気迫も感じたけど、
緊張や力みも見えました。

ちょっとまだ、
あと一歩なところがあるのでしょうかね?

でもとても野心にあふれていて、
素晴らしい世界観も持っている選手
なので、
これからに期待です!

世界選手権は補欠候補、
四大陸選手権の代表に選ばれました。

四大陸での「ニューシネマパラダイス」と
「リバーダンス」を楽しみにしています!

田中刑事の全日本フィギュア2018

そんな友野選手をわずかに上回って
3位になったのは、田中刑事選手。

彼もSPで出遅れましたが、
フリーで巻き返して最終順位を
上げました!

言っても友野選手と同様、
4Sが決まらなかったり、
ジャンプのミスはいくらかありました。

でも「ウィリアム・テル序曲」という
プログラムは、とても刑事君のイメージに
合っていると思います^^

プログラム自体はとても素敵でした^^

田中刑事選手は高橋大輔選手が
辞退したため、
世界選手権の代表に選ばれました!

世界選手権で悔いのない
いい演技を見せてほしいですね^^

でもその前に四大陸ですね。

ジュニア勢の活躍が目覚ましかった!

そんなわけで、
高橋大輔がどこに食い込んでくるか
分からない以外は、
トップのメンツは予想通りでした。

勝つべき人が勝った、
という印象です。

でも一方で、ジュニア勢の活躍も
目覚ましかったです!

全日本ジュニア優勝の壷井達也選手、
ジュニアGPファイナル銅メダルの
島田高志郎選手、鍵山優真選手、
佐藤駿選手
あたりは、
特に上手いなと思いました。

ジャンプ構成はシニア並みの
4回転を組み込んでいましたからね。

とても将来性を感じます!

ジュニア勢の結果は、
全日本ジュニア優勝の
壷井達也選手を、

島田高志郎選手と鍵山優真選手が
抑えるという形に。

このあたりの子たちの力が
とても拮抗していると感じます。

特に高志郎君は、
SP3位でしたからねぇ。。。

FSでミスが出て順位を落として
しまったものの、

ミスが出なければトップにも
食い込んでいたかもしれません。

結果、世界ジュニアの代表は、
全日本ジュニアチャンピョンの
壷井達也選手と、

ジュニアGPファイナル銅メダルの
島田高志郎選手が派遣されることに。

補欠に鍵山優真選手と佐藤駿選手が
選ばれました。

この子たちみんな上手かったから、
はっきり言って世界ジュニアの枠、
2つじゃ足りません!笑

きっと3枠を勝ち取ってきてくれる
ことでしょう。

全日本フィギュア2018男子の総括

以上、全日本フィギュア2018の
男子FSの感想を語らせていただきました。

宇野昌磨選手は怪我を乗り越えての3連覇、
復帰の高橋大輔選手が表彰台。

ポテンシャルの高さを見せた
田中選手と友野選手。

そしてジュニア勢の台頭。

若手、ベテラン、中堅の魅力が
満載だった大会だったと思います!

とても見応えある全日本フィギュアでした。

選手の皆さん、お疲れさまでした^^

宇野昌磨選手、
3連覇おめでとうございます!

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以上、
ペパーミントあいがお届けいたしました。