愛国心って何だろう?

ペパーミントあいです。

「愛国心って何だろう?」
ということを、最近すごく考えます。

今回はエンタメ色より
政治・思想色の強い記事を書きます。

途中まで見て
何となく苦手な話題と感じた方は
早めに回れ右お願いします。

プルシェンコが「愛国心」満載なアイスショーを開催

私はフィギュアスケートも好きなので、
フィギュアスケートのニュースも
毎日チェックしているのですが、

ロシアがウクライナに侵攻を始めて以降は
プルシェンコの愛国的な言動が
見出しとなったニュースが
毎日のように配信されています。

彼は戦争を支持しているようで、
読むたびに悲しくなります。

つい先だっては、
軍事色の強いアイスショーを
開催したそうですね。

「招待チケットにZマークが刻印」プルシェンコ開催の“ロシア愛国”アイスショーに参加選手も困惑&反発!「何も知らされていなかった」(THE DIGEST) - Yahoo!ニュース
 取材したロシア国内のメディアでさえ驚く、露骨な演出だったようだ。  現地時間4月9日、ロシアのトゥーラで開催されたのが、五輪フィギュアスケートで過去2度の金メダルに輝くエフゲニー・プルシェンコ氏

日本でも先の対戦時は
お相撲さんが軍人さん慰安のために
戦地に駆り出され、
興行を行ったようですが、
それに近いものを感じて引きました。

軍事色の強いアイスショーだということは
出演したスケーターも
知らされていなかったようで、
困惑の声が上がったのは
上記引用したニュースの通り。

後日、トゥクタミシェワ選手と
ボイコワ選手だけでなく、
コストルナヤ選手が反意を表した
というニュースもありました。

Yahoo!ニュース
Yahoo!ニュースは、新聞・通信社が配信するニュースのほか、映像、雑誌や個人の書き手が執筆する記事など多種多様なニュースを掲載しています。

彼女たちは皆、
「政治とスケートを一緒にしないで!」
と訴えています。

プルシェンコは一方では
「政治とスポーツを一緒にするな!」と
ウクライナ侵攻の制裁として
ロシア選手があらゆるスポーツ競技会に
出場出来なくなったことを抗議しつつ、
もう一方では軍事攻撃を支持する
アイスショーを開催している。

この人には少なくとも
「政治とスポーツは別物」と
主張する資格はないと思います。

〝強いロシア〟を誇示したいプルシェンコ

彼を見ていてすごく思うのは、
プルシェンコは〝強いロシア〟を
誇示したがっているということです。

金メダルをたくさん取る〝強いロシア〟を
誇示したいから、競技会への出場を要求する。

強い軍隊を持つ〝強いロシア〟を誇示したいから
軍事侵攻を讃えるアイスショーを開催する。

競技会への出場を停止されることは
〝強いロシア〟をアピール出来なくなることだから
我慢ならないのだろうと感じます。

彼は〝強いロシア〟を愛しているのだなと感じます。

〝強いロシア〟を愛しているから
〝強いロシア〟を誇示し、
守ることに必死になっているように見えます。

強くなくなったら価値がなくなるロシア

とはいえ、必死になっているということは
それだけ余裕がないということです。

アピールせずにいられないのは
アピールしないと誰にも分かってもらえない。

自分自身も見失いかねないという不安
から来ているように見えます。

彼がこんなにも〝強いロシア〟を
守るのに必死なのは、彼にとってロシアが
強くなくなったら価値がなくなってしまうから
であると思っています。

だから金メダルを取る機会を
奪われたことが許せない。

強いロシアを維持出来なくなってしまうから。

それが軍事攻撃に対する
世界からの抗議であることも
我慢がならない。

〝強いロシア〟を否定されることだから。

でも、本当の愛国心って、そういうことなのかな?
と、非常に疑問です。

愛国心の前に「愛」を考える

愛国者というと、
何となくプルシェンコのような人を
イメージしてしまいます。

でも「愛国」の本当の意味は
違うと思っています。

国を愛すると書いて「愛国」です。

愛するって、条件付きのことではないですよね。

無論、人の愛は限られていますから、
どんな相手にも無条件で無限大の愛を
与えられる人はいません。

自分の子供、親、兄弟、伴侶、恋人、友人。
あるいは応援している選手やアーティスト。
こういう相手でないと愛を与えることは
出来ないと思います。

それは国に対しても同じこと。

でも愛って、好きとは違うんですよ。

これは私がキリスト教の価値観で
育ったから思うことだけど、
愛は感情として好きになることとは全く違う。

愛は相手に対して
最善を与えようという努力
なんです。

だから嫌いな相手にも愛を与えることは出来る。
好きにはなれなくても
愛することは出来るんです。

本当の愛国心とは

これを国に置き換えたら、

「自分の国にとって
最も良いことを願える人。
そのために行動出来る人」

であると思います。

そう考えたら、
プルシェンコは立派な愛国者だと思います。

彼は〝強いロシア〟であることが
ロシアにとって最も良いことだと思って
ものを言い、行動していますから。

トゥクタミシェワ選手もコストルナヤ選手も
愛国者だと思います。

彼女たちはスポーツ(エンタメ)が
政治と一体化することは
ロシアにとって良くないことだと思って
意見を発信しています。

今の状況下では明言出来ないでしょうが、
このアイスショーに対して反対意見を
述べたということは、
ロシアがウクライナに軍事侵攻することは
ロシアにとって良くないことであると
考えている可能性も高いです。

本当の愛国者はどちらか?

でもどちらが本当の愛国者なのかと聞かれたら、
私はトゥクタミシェワ選手や
コストルナヤ選手だと思います。

理由は、
彼女たちはロシアの国益だけでなく
フィギュアスケートの用い方にまで
考えが及んでいるからです。

恐らくはウクライナの平和のことも
頭にあるでしょう。

私にはプルシェンコは、
強いロシアさえ誇示出来ればそれでいい、
思っているように思えてなりません。

彼にとっては
強くなくなったロシアは価値がない。

でも本当の愛国者は
強くなくなったロシアのことも
愛することが出来るはずです。

強くなくなったロシアのために
出来ることは何か、
考えることが出来るはずです。

自分を愛する人は他人も愛せる

これは交流分析という心理学で
学んだ知識なんですけど、
自分のことを愛せる人は
人のことも愛せるそうです。

世の中には「自分はOK、他人はNO」
という人もいるけど、
そういう人は、本当は自分のことも
NOだと思っているんですって。

本当は自分に自信がないから、
他人を貶めることによって
自分の価値を保とうとしている人が
そういう人生態度を取るのだそうですよ。

これは愛国心にも当てはまると思います。

自国を愛せる人は他国も愛することが出来る。
他国を貶めないと自国の良さをアピール
出来ない人は、本当は自分の国を
愛してはいないのだろうな、と。

私にはプルシェンコが、
「自国はOK、他国はNO」と
主張しているように思えてなりません。

彼が「自国も他国もOK」の
本当の愛国心に目覚めてくれることを
祈らずにはいられません。

以上、ペパーミントあいがお届けいたしました。

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