スコゲワブロガーのペパーミントあいです。
2019(令和元)年秋場所9日目。
元関脇の嘉風が引退会見を行いました。
この引退会見で、
引退の原因となった膝の大怪我は
土俵の上での怪我ではなく、
地元佐伯市の渓谷降りのイベント中に
負ったものであることが分かりました。
これを聞いて、
イベントの主催者に怒りを覚えたファンも
多いかと思います。
でも、主催者を批判する前に、
嘉風がなぜ引退会見で
このことを明かしたのか?
理由を考えてみてはいかがでしょうか。
①佐伯市の対応を批判する目的
ここからはあくまでも私の推測です。
真相のほどは、
嘉風関本人に聞いてみないと分かりません。
でも第一に考えられる可能性として、
「危険なイベントを主催した
佐伯市を批判したかった」
ということはありえます。
ただ、とても人間の出来ている嘉風関が
私怨でそういうことを暴露するとは
思えません。
主催者の対応が悪かったのなら、
引退会見の場で恨みを晴らすのではなく、
直接主催者に対して苦情を申し入れると
思います。
②後輩たちに注意を促す目的
嘉風が引退会見で
膝の大怪我の理由を明かした理由として
考えられる第2の理由は、
「後輩たちに注意を促す目的」
が挙げられます。
ここ最近、テレビでも
「お相撲さんの素晴らしい身体能力」を
アピールするために、
力士さんに体を張らせる無茶な企画も
ちょいちょいありましたからね。
力士は頑丈だから何をしても大丈夫、
という思い込みから
このような事態に発展する可能性もある
ことを示したかったのではないでしょうか?
そして相撲協会や後輩の力士さんたちにも、
無茶な企画を安請け合いしないよう
注意を促したい思いもあったかもしれません。
③ただただ正直でありたいだけ
そして私が思うもう一つの理由は、
「ただただ正直でありたかった」
ということです。
嘉風って、
とても自然体で生きている人ですよね。
相撲も本人も
伸び伸びとした人柄の方ですよね。
引退の原因となった怪我のことを
話さないといけません。
そこで嘘は言いたくなかったのでは
ないでしょうか?
特に主催者を批判する目的はないけど、
嘘の理由を言いたくはなかったから
正直に答えただけかと想像します。
私は③だと思う
以上、嘉風が引退会見で
膝の大怪我の原因を話した理由を
想像してみました。
私はシンプルに③ではないかと
思っています。
結果として、これを聞いた人たちから
①や②の行動は起こるかと思いますが、
嘉風本人の真意としては③ではないかと。
②については今後、
力士さんに企画を依頼する側も相撲協会も、
考えないといけないことかも分かりません。
ただ①については、
嘉風本人が主催者に抗議しないのなら、
そっとしておいてあげた方が
いいのではないかと思います。
怪我が早く良くなりますように
嘉風は引退後、
「中村親方」として後進の指導に
当たります。
まだ指導者として再スタートを
切れる状態ではないようです。。。
中村親方が1日でも早く、
第2の人生をスタートさせられるよう
お祈りするばかりです。
ペパーミントあいがお届けいたしました。
追記:中村親方、佐伯市を提訴
2020年10月のニュースで、
中村親方(元嘉風)が
佐伯市と渓流下りのイベントを
主催している事業者を
東京地裁に提訴したことが
分かりました。
報道によると、
「事故に対する補償等が不十分」
とのこと。
詳しくは下記記事にて述べています。
よろしければあわせて
ご覧くださいませ。