スコゲワブロガーのペパーミントあいです。
本記事は以前のブログに書いた
平昌五輪団体戦に関する記事を
移行したものです。
多少の修正は加えています。
オリジナル記事は2018年2月11日に
アップしました。
以下、以降分です。
——————–
平昌五輪フィギュアスケート団体戦の2日目。
アイスダンスSD、
女子SP、ペアフリーが行われました。
今日は宮原知子選手にのみ絞って
書こうと思います。
タイトルを見ると採点に不満を述べる
内容と思われるかもしれませんが、
むしろ逆のことを書いています。
思いのほか点数が伸びなかった宮原知子
団体戦のSPに登場した知子ちゃん。
演技自体は凄く良くて
本人もガッツポーズするほど快心の
出来だったものの、
コンビネーションジャンプを2本とも
回転不足と判定され、
思ったほど点数が伸びません。
実況の中村光宏アナも
「あれ?」という様子で
八木沼純子さんに解説を求め、
キスクラの本人たちも
「あれ?」という様子でした。
点数が出る前に八木沼さんは
「2本目のジャンプは回転不足」
と話していました。
多分、本人も濱田コーチも
2本目のトーループで
回転不足を取られることは
想定していたものと思います。
知子ちゃんなら1本くらい回転不足を
取られても、
70点代に乗せるだけの実力はあります。
でも結果は、68点代。
1本目まで取られてしまったから
「あれ?」となってしまったのだろうと
思います。
ジャッジをジャッジするのは分不相応
中継を見ていたSNSのファンからも、
「急に採点基準変わったの??」
という声が上がっていました。
その方には宮原選手と同じだけ
回っていた選手の回転は認定され、
宮原選手だけが厳しくジャッジされたと
映ったのだと思います。
とはいえ、日本のファンなら知子ちゃんを
贔屓目で見ていることは否めません。
ファンの不満の声に引っ張られて
ジャッジに不安や不信を抱くことは避けたい
ところです。
選手をジャッジするのは
ジャッジの仕事だけれど、
私たちの仕事はジャッジをジャッジすること
ではありません。
そんな資格もないと思います。
不満を感じてもいいけど、
ジャッジをジャッジするのは
分不相応です。
理由も説明はついている
それに、中村アナから点数が低い理由を
聞かれた八木沼さんは、
「1本目のジャンプも取られましたかね?」
と即答していました。
即答出来たということは、
心当たりはあったということ。
多分大丈夫だと思うけど、
厳しく見ればあるいは、
という頭はあったということです。
完璧な採点はありえない
知子ちゃんにとっては
厳しいジャッジには違いなかったと思います。
でも厳しくジャッジされること自体は
珍しいことではありません。
元々回転不足が多い選手なだけに
厳しく見られた可能性がないとは
言い切れないけれど、
完璧で公平なジャッジなど
人が採点する限り有りえません。
どんなに公正に採点しようと思っても
出来ないと思います。
そこを赦す度量もなければ、
採点競技の観戦は楽しめないのでは
ないでしょうか?
同様に、私たちの目も完璧で公平では
ないのですから。
逆の立場になることだってあるよ
逆に、厳しいジャッジが他の選手に向いて
日本の選手が結果として得をすることも
あるはずです。
でもそのときは、
きっと多くの日本のファンは
厳しくジャッジされた選手のことなど
見向きもしないだろうし、
せいぜい「ちょっと厳しかったなぁ」って
さらっと流して終わりなのではないですか?
ここはお互い様だよ、きっと。
ファンのすべきことは?
少なくとも宮原選手本人は、
「厳しいジャッジされた!
私かわいそう」
なんて思っていません。
そんなこと思うような選手だったら、
全日本4連覇なんて出来なかったでしょうし、
怪我を乗り越えて五輪代表の座を
掴む事も出来なかったはずです。
今頃は、こういう採点傾向だから
次はここを修正しよう、
と前向きに取り組んでいるはず。
ファンが採点に対してモヤモヤする気持ちは
分からなくはないですが、
本人が前向きに頑張ろうとしているのに
ファンがいつまでも採点への不満を
ぐちぐち呟くのはどうなのかな?
と感じます。
演技自体は良かったのだから、
個人戦で挽回してくれればいいじゃ
ないですか!
そう出来るように、ファンとして、
全力で応援するのみです!
……つい不満の声に引っ張られそうになる
自分への自戒も込めて。
ペパーミントあいがお届けいたしました。