スコゲワブロガーのペパーミントあいです。
相撲ファンの語彙力というか、
伝えたいことを的確に表現する力は
凄いです!
相撲の面白さを的確に言葉で表現できる
相撲ファンのファンでもあります。
自分は語彙力がない、
伝えるのが下手と悩んでいる方は、
相撲ファンのファンになったら
いいんじゃないかと思います(笑)
相撲ファンのSNSから学べることは、
相撲ファンじゃない方にも
きっとたくさんあります。
思いのほか共感を得たツイート
「語彙力磨くなら相撲ファンのファンになれ!」
私がこんなタイトルで
ブログを書こうと思ったのは、
以下のツイートが思いのほか
相撲ファンの方々の共感を得たからです。
相撲ファンの会話が高尚すぎて尊い。私は相撲のファンでもあるけど、相撲ファンのファンでもあるわ、きっと。
— スコゲワブロガーのペパーミントあい (@peparmint_ai) 2019年6月1日
本当に何気なく呟いたことだったのですが、
相撲ライターの雷電タメコ(佐藤祥子)さん
にもリツイートとリプライをいただきました。
まさに! me too です。
— 雷電タメコ (@RaidenTameko) 2019年6月2日
タメコさん、ありがとうございます!
でも本当、そうなんですよねぇ。。。
文学に精通した人同士の会話、
って感じがして、高尚なんです!
「文学に精通した人同士の会話って感じ」
とか言ってる自分が
あまりにもあほっぽすぎて、相撲ファンと
名乗るのが申し訳ないくらいです><
私が感銘を受けた相撲ファンの会話
ちょうどこの時私が感銘を受けたのは、
以下のツイートがきっかけでした。
まあ、別々だったエピソードが何かの都合で無理やりくっつけられたのでしょうね。こんな下ネタ話とニコイチにされた挙句題名までそっちに寄せられてしまった原大隅守の不憫さと言ったら…
ということで以上です。長くなった上に最後は相撲と関係なくなってしまい恐縮です。お目汚し失礼致しました— LLL (@karma5chameleon) 2019年5月31日
伊東マンショという人が
原大隅守という力士よりも強い
力自慢の人を騙して犬の糞を食わせる、
という下なお話を、
相撲ファンのLLLさんが
品よくまとめて下さっています!
※本当はもっと長いツイートで、
武士時代の相撲の話がメインなのですが、
「余談」として付け加えられた
「マンショオと犬の糞」のくだりが
強烈だったので、
そこを引っ張らせていただきました。
ここにぶら下がっているリプライも粋です。
私も戦国史好きですので、大変興味深く拝読しました!貴重なツイートに感謝します。ありがとうございます!
— ゴリラのピピピ (@gorryproject) 2019年5月31日
良い遊び心と知的好奇心の発露を見させて頂きました笑
時間もお金も労力も使ったご様子で、内容と合わせて頭が下がります。
楽しく読ませて頂き、ありがとうございました!— 沖縄デビルマルちゃん応援会 (@okichan_sumo) 2019年5月31日
強烈かつ唐突なスカトロジーな怪作、というL L Lさんの巧妙な言い回しに耐えられず吹き出してしまいました…!この文言で帯を書いてもらいたいです(笑)
— Eri_Gerrard (@Eri_Gerrard) 2019年5月31日
凄くないですか!?
「遊び心と知的好奇心の発露」とか
「この文言で帯を書いてもらいたい」
なんて言葉、そうそう出てこないですよね!
でも相撲ファン同士のSNSの会話って、
これが日常茶飯事なんです。
私にとってはそんな相撲ファン同士の
会話を眺めるのも楽しみの一つです。
私は相撲のファンでもあるけど、
相撲ファンのファンでもあります(笑)
相撲ファンが語彙力に長けている理由
そんなわけで、
私の周りの相撲ファンの方々は
とても語彙力に長けています。
難しい単語も知っているけど、
それ以上に言葉の使い方が
的確で上手いと感じます。
相撲ファンはなぜこんなに
語彙力に長けているのか?
考えられる理由を
私なりに挙げてみました。
昔の新聞を読んでいる
相撲ファンの方々は
昔の新聞もよく読んでいます。
①手打ち式は少なくとも幕末の錦絵にその存在を確認出来る。胴上げについても明治に入ると文献でその存在を確認出来る。(出羽海の資料は明治31年夏場所)ただし、勧進元胴上げについては代理者を立てる事もあったようである。 pic.twitter.com/VtgbFThTVn
— 大達羽左ェ門 (@OdateUzaemon) 2019年4月26日
上記は大達羽左ェ門 (@OdateUzaemon)さんの
ツイートですが、
こんな風に何かあった時に
昔の新聞記事をパッと引用して発言する
相撲ファンの方も多いんです。
大達さんは特に「生き字引」と呼ばれて
相撲ファンの間で崇められている方ですが、
古い新聞記事を様々な資料から探して
昔の力士さんの情報を得ている相撲ファンは
たくさんいます。
昔の新聞は難しい言葉で書かれているから、
解読するのは大変です。
古文を読み解くようなものです。
読もうと思ったら
自ら読み解こうという頭を働かせないと
読めません。
そうすることで自然と
読解力も語彙力も身に着くのだと思います。
「粋」であろうとしている
一方で相撲は「粋」の文化でもあります。
「粋」を辞書で調べると、
①態度や身なりが洗練されていて
色気がある様。
②人情の機微に通じている様。
特に花柳界の事情に通じている様。
とあります。
簡単に言ってしまえば
「かっこいい」
「気遣いが出来る」
「女遊びに長けている」
ということですかね?
対義語は「野暮」あるいは「無粋(不粋)」
相撲の世界では力士も裏方さんも
「粋であるのがいい」とされています。
そんな粋の文化に触れている相撲ファンは、
自ずと自らも粋であるように
振舞うものと想像できます。
女遊びは置いておいて(;^_^A、
気遣いや洗練された振舞いを
無意識のうちに心がける相撲ファンは
多いんじゃないかなぁ、と思うのです。
好きなものって、
意識して真似しようとしなくても
自然と影響受けますからね。
だから読解力に長けていて、
言葉の使い方も洗練されているのかなぁ、
と思います。
相撲ファンという呼び方も野暮?
本来は「相撲ファン」という呼び方も
野暮かもしれません。
私はこの記事を
相撲ファン以外の方にも読んでほしいので、
相撲のファンのことだと
誰にでも分かるように「相撲ファン」と
表記していますが、
「相撲ファン」を粋な呼び方をすると
「好角家」になります。
好角家の「好」は「好き」、
「角」は相撲の世界を表す「角」、
「家」は読んで字のごとくです。
ただ私も勉強不足で、
なんで相撲の世界のことを「角界」と
呼ぶのかは分かりませんm(__)m
でも私の尊敬する好角家の方々には、
きっと「角」について
すらすらと大量のスレッドを
立てられる方も多いかと思います(笑)
……いやちゃんと自分で調べなさい、
って話ですけどね(苦笑)
全体に年齢層が高い
少し話がそれましたが、
相撲ファンが語彙力に長けている理由の
もう一つは、
「全体に年齢層が高い」ことが
挙げられるかと思います。
いくら最近は「スー女」と呼ばれる
若い女性が増えているとはいえ、
何だかんだいって
相撲のファン全体の年齢層は高いです。
年齢と語彙力は必ずしも
比例するものではないですが、
私の人付き合いの経験上、
ある程度は比例します。
加えて年齢層の高い相撲ファンは
粋の文化と難しい日本語に
長く触れているわけですから、
自ずと語彙力は養われるんじゃないかと
想像します。
語彙力よりも大切なこと
語彙力と言われると
「難しい言葉をどれだけ知っているか」
という意味と思われがちですが、
相撲ファンの方々を見ていると
そんなことはないように思えます。
私の尊敬する相撲ファンに
くるくるおばけさん(@kuru2obake)
という方がいらっしゃいます。
この方の相撲観戦中のツイートは
こんな感じです。
(*」>д<)」<<< 炎鵬、新たな怪我(悪化)なく、取り切ってーーー!!! #sumo
— くるくるおばけ@ブログ「大相撲取組内容」 (@kuru2obake) 2019年5月26日
炎鵬、めっちゃ頑張ったのにーーーーーー!!!!! 鼻血----!!! #sumo
— くるくるおばけ@ブログ「大相撲取組内容」 (@kuru2obake) 2019年5月26日
松鳳山も、凄かった!!!
そして両者、大きな怪我なく取り終えたようで、何より… #炎鵬 #sumo— くるくるおばけ@ブログ「大相撲取組内容」 (@kuru2obake) 2019年5月26日
一見、どこでも見かける
ふつうの観戦応援ツイートです。
実際、その通りだと思います。
でもくるくるおばけさんの凄いところは、
全然難しい言葉も長文も書いていないのに、
短い3つのセンテンスで
炎鵬が怪我をしていること
炎鵬が松鳳山に負けたこと
炎鵬と松鳳山の相撲が熱戦だったこと
が分かるところです。
これ、本当に語彙力のない人が呟いたら
「わーーー!凄い相撲だったーーーー!!」
とか
「炎鵬ーーーー(´;ω;`)ウッ…」
だけで終わってしまって、
情報が著しく足りなくなってしまうことも
多いです。
説明的と感じさせずに
大事な情報を伝えているところが
凄いなと思います。
文章に炎鵬の名前がない代わりに
さり気なくタグをつけていますもんね!
この方、ハッシュタグの使い方も
絶妙に上手いんです!
いかにも宣伝と感じさせず、嫌味なく、
むしろ情報を補足してくれて親切と
感じるように使いこなしています!
まさにハッシュタグの使い方が
「粋」なんです。
さらに極めつけは
こちらの写真付きツイート。
松鳳山-炎鵬、48秒の熱戦。
炎鵬、上手投げで敗れて、勝ち越しならず。土のついた体に、鼻からは血。 〔夏場所千秋楽〕 #sumo pic.twitter.com/AgZTBfokTf— くるくるおばけ@ブログ「大相撲取組内容」 (@kuru2obake) 2019年5月26日
松鳳山との熱戦の末に敗れた
炎鵬の姿があります。
取組時間が48秒だったこと、
炎鵬が敗れた決まり手、
千秋楽に敗れて負け越したこと、
炎鵬の姿を端的に描写し、
これが夏場所の千秋楽の一コマ
であることが明確に説明されています。
いやはや、
本当ツイッターを使いこなしていて
尊敬します!
でも本当の語彙力って、
こういうことだと思うんです。
無理して難しい言葉を使うことでも、
いかに多くの単語を使うのかでもなく、
知っている言葉をいかに的確に
使いこなすか、ではないかと。
まあ、
それがそもそも難しいんですけど(苦笑)
自然体で使いこなせてこその語彙力
以上、「語彙力磨きたければ
相撲ファンのファンになれ!」
というお話をさせていただきました。
いかがでしたでしょうか?
相撲ファンの方々のSNSを見ていると、
とにかく語彙力の豊富さに驚かされます。
難しい表現を自然に使いこなす
相撲ファンもいれば、
誰でも知っている言葉を
さり気なく使いこなして
的確に伝える能力に長けている方も
いらっしゃいます。
どちらも凄いことです!
相撲ファンの方々からは
学ぶことだらけです。
語彙力を身に付けるには
上質な文章にたくさん触れることが
一番だとよく言われます。
上記にあげた相撲ファンのツイートも
上質な文章の一種といえると
私は思います。
以上、
ペパーミントあいがお届けいたしました。