ペパーミントあいです。
先だって、
元幕内 阿夢露のニコライ・イワノフさんの
相撲を取り入れたオンライントレーニングが
人気を呼んでいることが報道されました。
これを記念して、
阿夢露の現役時代、
NHK大相撲中継の関取訪問のコーナーで
阿夢露関が紹介された日の記事を
過去ブログから移行いたします。
本記事は、2015(平成27)年9月20日、
秋場所7日目に書いた記事に
加筆修正したものとなります。
オンライン相撲道場でニコライさんを
知った方にも、
現役時代の阿夢露を知ってもらえれば
嬉しく思います^^
阿夢露の関取訪問(過去ブログより)
今場所訪問する関取は、阿夢露関。
厚井大樹アナウンサーが、
阿夢露の所属する阿武松部屋を訪ねました。
阿夢露関はロシア出身の幕内力士。
とても長い年月をかけ、
苦労して出世した力士です。
ここ最近、
幕内でめきめきと頭角を現しています。
入門時は白米が食べられなかった阿夢露
今でも細いですが、
入場当時の阿夢露関は、
もっとガリガリでした。
体を作るためには、ごはんをたくさん
食べないといけないのですが、
日本に来たばかりの阿夢露関は、
白米が食べられなかったとのこと。
大好きなチーズを乗せたりして、
少しずつ食べることで、好きになりました。
師匠の阿武松親方(元益荒雄)は、
阿夢露関について
「コツコツやるのが武器」だと
おっしゃっていました。
白米嫌いもまさに、地道にコツコツ、
克服したんですね。
肉体改造にもコツコツ励んだ
コツコツが武器の阿夢露関。
その地道な努力が実って
番付を上げていきましたが、
度重なる怪我に苦しみました。
力士生命も危ぶまれるような大怪我も
経験しました。
でも努力家の阿夢露関。
コツコツと肉体改造に励み、
怪我しない体を作っていきました。
この筋トレは、
現在では阿武松部屋全体に
広がっているとのこと。
筋トレを指導されている岡崎聡トレーナーは
効果のほどがすごくよく分かる。
効かなかったかどうかも含めてよく分かる」
と話していました。
一生懸命やるだけでなく、
飲み込みもいい人なんだなと思いました。
日本語は幼稚園児向けのひらがなドリルで勉強
外国人力士にとって避けては通れないのは、
日本語の勉強です。
多くの外国人力士が
日本語がほとんど分からないまま入門します。
でも相撲協会は
語学の勉強まではサポートしてくれないので、
みんな自力で学ばなければなりません。
阿夢露関は、
幼稚園児向けのひらがなドリルで
日本語の読み書きを覚えたそうです。
阿夢露関が勉強したドリルには、
日本人が英語の発音記号に
カタカナでルビをふるように、
ひらがなにロシア語の発音が
ふられていました。
また日本語教室にも通い、
外国人による日本語スピーチコンテストにも
出場したそうです。
とにかく真面目な阿夢露
最後。厚井アナウンサーから
「どんな力士になりたいですか?」
と聞かれて、阿夢露関は
「真面目な力士です」
と回答。
「真面目な力士はもうなってます」
と突っ込まれると
「横綱大関と対戦出来るようになりたい」
と、答えました。
頑張ってほしいです!
(移行文、以上)
関取訪問後の阿夢露
この関取訪問は、
阿夢露関がまさに怪我を治して復活し、
幕内の番付を駆けあがっている時期に
撮られたものです。
でも残念ながら、
阿夢露はその後再び大きな怪我をし、
番付は幕下まで陥落。
2018年に引退しています。
さらにその後の2019年には、
当時の師匠の阿武松親方(元益荒雄)が
体調を崩して相撲協会を去り、
現阿武松親方(元大道)が阿武松部屋を
引き継いでいます。
引退後の阿夢露
引退後の阿夢露は、
相撲協会には残らなかったものの、
トレーナーになるために日本に残ります。
現在の元阿夢露のニコライさんは、
すっかりスリムになって、
元力士さんと言われても信じられません。
(元々細身で筋肉質な力士さんでしたが)
てっきりコネを使って就職したか、
しばらくトレーナーの勉強をして
阿武松部屋専属のトレーナーに
なったものと想像していたのですが、
引退する少し前から
就職活動に備えて日本語学校で
再び日本語を学び、
自分で就職先を探して
面接を受けて採用されたと聞いたので
驚きました!
正攻法のやり方でトレーナーになり、
キャリアを築いていることは、
冒頭でも紹介した下記記事にて
詳しく書かれています。
本当に真面目で努力家な方なんですね。
相撲の世界しか知らないまま
年を取る人も多い世界で、
自ら見識を広める努力をされていることに
感服する思いです><
以上、
ペパーミントあいがお届けいたしました。