スコゲワブロガーのペパーミントあいです。
トランプ大統領の
2019(令和元)年夏場所千秋楽の
大相撲観戦について、
思ったことを正直に書きました。
相撲を観ている時以外は楽しそうだったな、
と思いました。
来られるからには
相撲も楽しんでほしかったんですけどね。
幕内前半の炎鵬と松鳳山の大熱戦を
見てもらえなかったことが残念です。
相撲ファンにとっては招かれざる客
2019(令和元)年夏場所千秋楽は、
アメリカのトランプ大統領が
国賓として相撲観戦に来られたため、
普段とは違う異様な雰囲気の千秋楽でした。
聞けば、
現職の米大統領が相撲観戦に来るのは
歴史上初めてのことだそうですね。
歴史的な一日であったことには
違いありません。
ただ正直に言って、
相撲ファンにとっては
招かれざる客でした。
全相撲ファンにとって、
とは言いませんが、
少なくとも私と私の周辺の相撲ファンに
トランプ大統領の相撲観戦を
歓迎している人はいません。
マス席から相撲ファンを締めだしての観戦
というのも、
トランプ大統領夫妻は
安部首相夫妻とともに、
正面マス席を1000席押さえ、
ソファを並べての観戦。
マス席は本来
座布団に座って見る席なので、
そんなことをされたら
後ろのお客さんは土俵が見えなくなります。
実際、トランプ夫妻観戦時は
マス席の周りをたくさんのSPが
立ったまま取り囲んでいて、
あれでは後ろのお客さんは
相撲を観ることができなかったはずです。
マス席を1000席押さえたということは、
それだけその席で観たかったはずの
相撲ファンが締め出されたということです。
それだけでも迷惑なのに、
さらに椅子を並べる。
さらにSPが取り囲んでいる。
相撲ファンにとっては
全然嬉しいことではありません。
ふだんお茶屋さんから
正面マス席のチケットを買っている
常連客からは苦情も来ていたようだし、
相撲ファンを締め出しての
観戦というのは残念でした。
マス席で観るならせめて、
他の観客同様、
座布団に座って見てほしかったです。
そしてもっと言うなら国賓らしく、
2回の貴賓席で観戦してほしかったです…。
チケットを買ったお客さんも締め出された
さらに国技館から締め出されたのは、
正面マス席のチケットが
買えなかったお客さんだけではありません。
警備が異常に厳しすぎて、
なかなか入場することが出来ませんでした。
幕内の土俵入りが始まっても
入れなかったお客さんが多かったので、
取組を10分遅らせてスタートしたそうです。
飲み物の缶や瓶、
ペットボトルが凶器になるからと、
未開封のまま廃棄させられたお客さんが
たくさんいたみたいですね。
そりゃそんな警備していたら
時間かかりますよね。
その上国技館の中の自動販売機も停止。
どうやって飲み物確保するんだよ、
という話です。
この暑いのに、
熱中症になったらどうするんだ、
という話です。
力士も飲み物が確保できない
そして飲み物が確保できなかったのは
お客さんだけでなく、力士さんも同様。
水などを飲んでいる力士さんは、
それが出来なくなって困ったとのこと。
付き人さんが飲み物の確保に
走り回っていたそうです。
大統領は全然楽しそうじゃなかった
これだけ物々しい警備体制を
敷いたというのに、
トランプ大統領夫妻が観戦したのは
たったの5番でした。
当初は
「これより三役以降の取組だけを見る」
と聞いていましたが、
その前のゴルフが
早く終わったのでしょうか?
それとも、
優勝した朝乃山の取組を
観るためだったのでしょうか?
これより三役以降の取組は
3番になりますが、
トランプ大統領は
これより三役の前の2番を含む
5番の取組を観戦。
でもこれだけ物々しい警備体制、
VIP待遇で、たった5番ですよ。
ありませんでした。
(いい言い方をすれば
「真剣に見ていた」とも
言えるのでしょうが……)
心から楽しんでいらっしゃるようでよかったです。 pic.twitter.com/iaatiuJase
— をゑん@幸せな結末☀︎ (@teragram_oen) 2019年5月26日
トランプさんは安部さんからの接待で
仕方なく観戦している感じだったし、
お客さんは落ち着いて相撲見れないし、
力士さんはルーティーン乱されるしで、
少なくとも私から見れば、
誰も得しなかった大統領の
相撲観戦だったと思います。
貴賓席で観戦してほしかった
やはり私、
トランプ大統領には
貴賓席で観戦してほしかったです。
一番いい席なのですから。
アメリカの大統領なら
貴賓席が相応しいでしょう。
実際、長年の相撲ファンの方々も
貴賓席近くの席がよく見えるから
そこで観戦したいと話しています。
(私は貴賓席付近で観たことはないけど、
私よりよほど相撲に精通している
好角家の方が言うのならそうなのでしょう)
安倍首相の発案だそうですね。
「近くの方が迫力があるから」
と首相が発案したところ、
大統領がそれに乗ったと
新聞にありました。
日本の首相が国技への理解が不十分で、
「近い方が迫力がある」という安易な発想で
天皇陛下をお招きする貴賓席を
下げてしまったことを、
一日本国民として残念に思います。
時の権力者の方々にこそ、
「品格をもって」
観戦していただきたかったです。
相撲以外は楽しそうだった!
ただトランプ大統領、
相撲を観ている時は
全然楽しそうじゃなかったけど、
観客にスマホを向けられている時や
表彰式で米大統領杯を授与する時は
ニコニコしていて楽しそうでした^^
相撲観ている時以外は
楽しそうで良かったです^^
炎鵬の相撲を見せてあげたかった
と、さんざん不満ばかり書きましたけど、
別に私、
トランプさんのことも安部さんのことも
嫌いではないですよ。
まあ思うところが
ないわけではないけど、
こと相撲観戦に関しては、
相撲ファンを締め出すような
やり方に不満なだけで、
観戦に来られるからには
楽しんでほしいと思っていました。
でもたった5番見ただけじゃ、
雰囲気もあまり十分に
味わえなかったんじゃないですかね?
幕内前半の松鳳山と炎鵬の取組でした。
この世紀の大熱戦を
大統領に観てもらえなかったの、
残念ですよ。
幕内で最も小柄な力士として注目された新入幕の炎鵬は、ここまで7勝7敗、勝ち越しをかけて平幕の松鳳山と対戦しましたhttps://t.co/7ImxBcteGh#nhk_news #nhk_video pic.twitter.com/fEWNE5ovGI
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年5月26日
次は最初から、貴賓席でぜひ!
以上、トランプ大統領の相撲観戦について
思ったことを正直に語らせていただきました。
相撲ファンが締め出されての観戦、
というところはとても不満です。
トランプ大統領には
一番いい席である貴賓席で
観戦していただきたかったです。
大相撲の熱戦は必ずしも
終盤の上位戦とは限りません。
もしトランプさんが
次に相撲観戦に来られることがあるなら、
貴賓席で、幕内の最初の取組から全部、
余すところなく楽しんでいただきたいです。
……本音を言えば
次はないものと思いたいですが、
トランプさんが相撲は面白い、また観たいと
思ってくれることがあるのなら、
それはそれで嬉しいことです^^
ペパーミントあいがお届けいたしました。