白鵬の2020年七月場所手さばき帳

白鵬の2020年七月場所手さばき帳 大相撲手さばき帳

ペパーミントあいです。

2020年七月場所の白鵬は、
ずっと優勝争いトップを独走していましたが、
怪我をして13日目の終盤にまさかの休場。

休場に対して批判する人も多くいますが、
一方で、この場所の白鵬は
偉大な記録をたくさん達成!

改めて、
白鵬は強くて偉大な横綱だと思いました。

同じ時代を生きることが出来て、
相撲ファンとしては嬉しい限りですよ^^

白鵬の2020年七月場所手さばき帳

初日:対 隠岐の海 ◯

○白鵬(1-0)-(0-1)隠岐の海●

肩透かし

白鵬、攻め込まれる場面はあるも、勝つ。

いつもの初日の白鵬という感じの相撲。

2日目:対 豊山 ◯

○白鵬(2-0)-(0-2)豊山●

上手投げ

上手投げで瞬殺。知ってた、な相撲。

白鵬はこれでいいのです。

3日目:対 遠藤 ◯

○白鵬(3-0)-(1-2)遠藤●

押し出し

白鵬が一気に押し出し!

遠藤に何もさせなかった。

4日目:対 隆の勝 ◯

○白鵬(4-0)-(1-3)隆の勝●

突き落とし

隆の勝ははじめての結び。

白鵬は幕内出場回数1257回で、

豪風と並ぶ歴代9位タイ

隆の勝が攻め込んだが、

白鵬、土俵際で逆転。

多分、見た目ほどは慌てていない。

5日目:対 阿武咲 ◯

○白鵬(5-0)-(0-5)阿武咲●

上手出投げ

阿武咲突っかける。二度目で成立。

阿武咲、真っ先に捕まった。

これはダメだと思った。。。

強すぎる。。。

でももう一度倒す日を楽しみにしている。

白鵬は今日で幕内出場回数1258回で、

歴代単独9位

6日目:対 宝富士 ◯

○白鵬(6-0)-(2-4)宝富士●

押し出し

白鵬が一気に寄って、押し出し。

厳しい相撲だった。

7日目:対 霧馬山 ◯

○白鵬(7-0)-(2-5)霧馬山●

寄り切り

白鵬、今場所初めての張り差しで7連勝。

霧馬山はちょっと立ち遅れたように見えた。

白鵬は今日で幕内出場が1260回

父琴ノ若と並び、歴代8位タイ

中日:対 輝 ◯

○白鵬(8-0)-(3-5)輝●

はたき込み

白鵬が中日勝ち越し。

輝を問題にしなかった。

白鵬の中日勝ち越しは50回目

白鵬の幕内出場回数が今日で1261回となり、

単独8位

9日目:対 碧山 ◯

○白鵬(9-0)-(3-6)碧山●

はたき込み

白鵬、碧山が前に出てくるところを

はたき込み。9連勝。

碧山は敗れたが、

白鵬を慌てさせる場面はあったと思う。

師匠も褒めていた^^

10日目:対 北勝富士 ◯

○白鵬(10-0)-(6-4)北勝富士●

押し出し

白鵬が一気に押し出し!強かった。

白鵬は今日で

横綱としての出場回数が1000回目

11日目:対 大栄翔 ●

私が疲労のためブログを休場したため、
結果のみ。

大栄翔が殊勲の押し出しでした!

12日目:対 御嶽海 ●

11日目に続き、
私が疲労でブログを休場したため、
結果のみ。

御嶽海がここ一番の底力を見せました!

この取組で白鵬は膝を負傷し、
翌13日目からまさかの休場となります。

13日目:対 正代 ■

■白鵬(10-3)-(10-3)正代□

不戦勝

白鵬、4日目の隆の勝戦で膝を傷め、

12日目の御嶽海戦で悪化させ、休場。

正代は不戦勝で関脇初の二桁。

14日目:や

や=休み=休場

千秋楽:や

や=休み=休場

白鵬の2020年七月場所の成績

白鵬の2020年七月場所の成績は、
10勝3敗2休です。

白鵬が2020年七月場所に達成した記録

5日目に幕内出場回数が歴代9位

5日目に白鵬の幕内出場回数が1258回となり、
歴代単独9位となりました。

<幕内出場回数>
1位 旭天鵬 1470
2位 魁皇 1444
3位 高見山 1430
4位 安美錦 1399
5位 寺尾 1378
6位 琴奨菊 1310
7位 安芸乃島 1283
8位 琴ノ若 1260
9位 白鵬 1258

※2020年七月場所5日目現在

中日に白鵬の幕内出場回数が8位

2020年七月場所中日で
白鵬の幕内出場回数が1261回となり、
歴代単独8位となりました。

<幕内出場回数>
1位 旭天鵬 1470
2位 魁皇 1444
3位 高見山 1430
4位 安美錦 1399
5位 寺尾 1378
6位 琴奨菊 1314
7位 安芸乃島 1283
8位 白鵬 1261

※2020年七月場所日中日現在

白鵬の中日勝ち越しが50回目

白鵬は中日、輝に圧勝して8連勝。

50回目の中日8日目での勝ち越し
となりました。

10日目に横綱出場回数が1000回

10日目で白鵬の
横綱としての出場回数が
1000回目という区切りを迎えました。

すでに2位以下に大差をつけているので、
記録を更新したわけではないのですが、
1000回目という区切りだったので
紹介されていました。

それだけ長く横綱を務めている
ということですよね。

凄いことです!

<横綱出場回数>
1位 白鵬 1000
2位 北の湖 818
3位 千代の富士 730
4位 大鵬 716
5位 輪島 600

※2020年七月場所10日目現在

白鵬の2020年七月場所 総括

ずっと優勝争いトップを走っていたのに、
13日目にまさかの休場となってしまった白鵬。

かつてはほとんど休場のない横綱でしたが、
ここ最近は年齢のためか、
怪我をすることも多く、
休場も多くなっています。

場所後の武蔵川親方(元武蔵丸)は
自身の連載コラムで

「横綱二人はもう、いつ辞めてもいいよ」

と言っていましたm(__)m

相撲の世界に身を置く方々や相撲ファンには、

「横綱は潔く身を引くもの」

「横綱は出場することが務め」

と思っている人も多くいます。

それは間違いではありません。

かつての横綱には、桜の花が散るように
強い印象だけを残して
引退してしまった人も多いし、

北の富士さんの
親友でありライバルでもあった
玉の海という横綱は、
病気でありながら痛み止めを打って
土俵を務めていました。

休むなんて横綱のすることではない
という矜持があったのだと思います。

ただ、そうは言っても、
それは「一つの美学」であって、

全ての横綱がそうでなければならない
理由はないし、

相撲が好きな人はみんなそういう
考えにならなければいけない
理由もありません。

力士も横綱も相撲ファンも、
それぞれに美学があっていいと思います。

それでも変えてはならない
大事なことはあります。

横綱は強くて偉大でなければならない。

これだけは絶対に変えてはならない伝統です。

これを変えてしまっては、
横綱の神性という
相撲の特に大事な魅力が
無くなってしまいます。

でも、今の白鵬が
強くて偉大な横綱ではなくなって
しまったのかと言えば、
全くそんなことはないと思います。

私はこのブログの記事を書くにあたって、
白鵬が2020年の七月場所中に達成した
記録
も振り返りました。

改めて読み返してみて、
やっぱり白鵬は凄いなと思いました。

こんな凄い横綱は

きっと私が生きている間には

二度と現れないだろうし、

同じ時代を生きることが出来て

本当に嬉しいです。

全盛期の頃と比べれば……
なところはありますが、
それでもまだ頭一つ分以上は
他を圧倒しています。

9日目には碧山がちょっと
白鵬を押す場面があっただけで、
碧山の師匠の春日野親方が
「碧山を褒めてあげたい」
と言っていたほどです。

後になって冷静に振り返ってみると、
ちょっと碧山に押される場面があっただけで
全然危なくはなかったのですが、

その時は実況も解説も私も
「碧山がメチャメチャ見せ場を作ったぞー!」
くらいに盛り上がったんですよね^0^

それだけ白鵬が強い横綱である
証拠ではないでしょうか?

白鵬が休場したときには、

強い白鵬と強い朝乃山の相撲が

見れなくなることに、

心底落胆しました。

結局その後朝乃山は照ノ富士に敗れて失速し、
以後は照ノ富士が主役に急浮上し、
感動の復活優勝を果たし、
十分に見応えのあるいい場所となりました^^

でもはやり、
白鵬にはまだまだ強い横綱であってほしいです。

その強い白鵬を、
今後の相撲界を担う有望な力士
(朝乃山が筆頭格ですかね?)が倒して、
引導を渡して、
次の横綱になるところが見たいですね。

その時まで白鵬には
強い横綱であり続けてほしいです。

以上、
ペパーミントあいがお届けいたしました。