2020年大相撲七月場所13日目の手さばき帳

相撲と紅茶とゲームが大好きな
ペパーミントあいです。

2020(令和2)年七月場所13日目の
手さばき帳を公開いたします。

この手さばき帳ブログを通して、
より深く相撲を楽しむことが
出来ますように。

2020年七月場所13日目の実況と解説

実況:大坂敏久
解説:北の富士勝昭
向正面:立田川親方(元豊真将)
東リポート:酒井良彦
西リポート:吉田賢

2020年七月場所13日目 幕内前半の手さばき帳

※特に良かった相撲・
個人的に注目していた相撲は
ピンクのボックスで表示。

●千代丸(3-10)-(8-5)栃ノ心○

寄り切り

栃ノ心が右四つ左上手で寄り切り。

千代丸の双手突きに下がることなく、

組み止めた。

この体勢になると、

やはり栃ノ心は強い。

○志摩ノ海(5-8)-(6-7)琴勇輝●

押し倒し

志摩ノ海が前傾姿勢で前に出て押し出し!

志摩ノ海は幕内残留は可能そうな星。

一方琴勇輝は、膝が痛そう(><)

足を引き摺りながら歩いている。

一応自力で歩いてはいるが、痛そうだ。

土俵際、踏ん張った時に痛めただろうか?

その後の吉田アナのリポートでは、

琴勇輝は右膝を傷めたとのこと。

初めは車椅子を断ったが、

痛みが酷くなったのでお願いしたとのこと。

心配だ。

●若隆景(8-5)-(9-4)妙義龍○

はたき込み

妙義龍、若隆景の変化に対応。

土俵際まで攻め込まれるが、

足は残っていた。

●魁聖(5-8)-(6-7)錦木○

寄り切り

錦木、中に入って寄るが、

魁聖、上手を取って組み止める。

が、動きが止まり、錦木が寄り切り。

長い相撲になると、錦木が有利だっただろうか?

○玉鷲(9-4)-(9-4)琴恵光●

突き出し

玉鷲が一気に突き出し!

強かった。

琴恵光、3敗を守れば数字上は

優勝の可能性があったが、なくなる。

○琴勝峰(8-5)-(5-8)千代大龍●

はたき込み

琴勝峰、千代大龍相手に思い切って当たる!

千代大龍の圧力に押し込まれるが、

土俵際交わしてはたき込み。

琴勝峰、勝ち越しがかかってから3連敗

だったが、ようやく勝ち越し!

●石浦(4-9)-(8-5)高安○

はたき込み

高安、終始受け止める相撲。

石浦を中に入れないよう突き放し、

はたき込み。

●佐田の海(6-7)-(7-6)徳勝龍○

寄り切り

徳勝龍、立合から左四つに組み止め、

寄り切り。強かった!

●琴奨菊(8-5)-(6-7)竜電○

寄り切り

竜電が寄り切り。

琴奨菊は立ち遅れたか?

終始竜電にペースだったように思う。

○照強(7-6)-(4-9)霧馬山●

寄り切り

照強が潜って一気に吊りながら寄り切り!

早かった。

照強は14日目、朝乃山と対戦する。

北の富士さん、取組編成に不満そう(笑)

2020年七月場所13日目 幕内後半の手さばき帳

○松鳳山(3-10)-(0-13)阿武咲●

はたき込み

阿武咲突っかける。二度目で成立。

松鳳山の立合い変化一発。

なんてこった、盛り上がらない。

北の富士さん

「全敗は全勝するより難しいから、大丈夫」

○隆の勝(7-6)-(4-9)宝富士●

はたき込み

隆の勝が土俵際叩いたかに見えたが、

物言い。スローでは隆の勝の左足は

残っているように見える。

髷を掴んでいるようにも見えない。

ただその前に右足の小指が出ている可能性。

協議は長引く。

結果、左足の確認で、軍配通り。

●勢(2-11)-(3-10)豊山○

外掛け

>

何と勢、右四つで豊山に負けたm(__)m

よほど調子が悪そうだ。

豊山は初日が出てから、

調子を取り戻しているように思う。

●遠藤(6-7)-(8-5)北勝富士○

はたき込み

北勝富士突っかける。二度目で成立。

北勝富士が押して前に出る。

遠藤、北勝富士の圧力に負けてか、引く。

遠藤が引いたところをはたき落とす。

>

●炎鵬(5-8)-(8-5)隠岐の海○

押し倒し

炎鵬突っかける。二度目で成立。

炎鵬は潜る立合い。

隠岐の海、横に交わしながら

中に入れないようにし、

あとは体格差に物を言わせて圧倒!

隠岐の海、35歳で三役初の勝ち越し!

北の富士さん、大喜び!笑

○大栄翔(9-4)-(5-8)碧山●

突き落とし

押し合いを大栄翔が制した!

最後は碧山が出てきたところを突き落とし。

■白鵬(10-3)-(10-3)正代□

不戦勝

白鵬、4日目の隆の勝戦で膝を傷め、

12日目の御嶽海戦で悪化させ、休場。

正代は不戦勝で関脇初の二桁。

●輝(4-9)-(10-3)御嶽海○

引き落とし

御嶽海、当たってからの引き落とし。

土俵際まで攻め込まれているけど、

多分、本人はそんなに慌てていない。

多分。

○照ノ富士(12-1)-(11-2)朝乃山●

寄り切り

先に上手を取ったのは朝乃山だったが、

照ノ富士がこの上手を切り、

形勢逆転!照ノ富士が寄り切り!

強い!廻しの切り方、

上手の取り方、腕の返し、

共に上手いなと思った。

これは大関照ノ富士の相撲だった!

取組後には照ノ富士のインタビューも。

まさか元大関に大関に勝った

殊勲インタビューはないだろうから

幕内復帰の場所で優勝に王手をかけた

殊勲のインタビューだろうか?

2020年七月場所13日目の敢闘精神あふれる力士

幕内

1位:照ノ富士
2位:大栄翔
3位:隠岐の海・琴勝峰

十両

1位:明生
2位:若元春
3位:王輝(幕下)

2020年七月場所13日目時点での優勝争い

一敗

  • 照ノ富士

二敗

  • 朝乃山

三敗

  • 白鵬(休場)
  • 正代
  • 御嶽海

2020年七月場所13日目に出た珍しい決まり手

幕下の宇良が送り引き落としで一山本を下し、
6勝目をあげました!

2020年七月場所13日目に起った珍事or いい話

白鵬が休場

横綱白鵬が13日目から休場です。

4日目の隆の勝戦で膝を傷め、
12日目の御嶽海戦で悪化させたとのこと。

今場所はとても強かっただけに、
この休場は残念でなりません。。。

強い白鵬と強い朝乃山の対戦が
見たかったです><

でも5日目以降、
ずっと痛み止めを打って
場所に臨んでいたとのこと。

横綱は痛そうな素振りを全く見せないから
はた目には全然分からなかったけど、
本当は痛みを堪えての日々だったんですね。

しっかり治して、
再び強い白鵬を見せてほしいです。

各段優勝が決定

幕下以下の各段の優勝が決定しました。

幕下:千代の国(三重・九重)
序二段:竹岡(東京・尾車)
序ノ口:北青鵬(北海道・宮城野)

三段目は千秋楽、深井と夢道鵬による
優勝決定戦が行われます。

幕下優勝は千代の国

幕下優勝は九重部屋の千代の国に
決定しました。

千代の国は幕内経験者ですが、
怪我で長期休場となり、
番付を落としています。

とても怪我の多い力士で、
以前にも怪我で幕下以下に下がり、
復帰して幕内に戻ったものの、
また怪我をして落ちての幕下優勝です。

ちょうど13日目は7月31日で、
師匠である前九重親方(元千代の富士)の
命日でした。

みんなで師匠にお線香をあげて、
「必ず勝ってきます」と師匠に宣言しての
幕下優勝でした。

千代の国は現在西幕下12枚目なので、
次の場所での十両復帰はほぼ確実と
思われます。

今度こそまた大きな怪我をしないように
気を付けて、幕内に戻ってほしいです。

序二段優勝は竹岡

序二段優勝は尾車部屋の竹岡に
決定しました。

とても緊張した様子で
優勝インタビューに答えていました。

憧れは中村親方(元嘉風)で、
「中に入って吊り上げるつもりで取れ」
と指導されているそうです。

優勝おめでとうございます^^

序ノ口優勝は北青鵬

序ノ口優勝は
宮城野部屋の北青鵬に決定しました。

モンゴル生まれの北海道育ちで、
5歳で来日しているとのこと。

北の富士さんによると、
日本語がだいぶ北海道訛りだそうです。
(関東人の私には全然分からないけど)

優勝を決めた相撲を観ましたが、
メチャメチャ強いなと思いました!

部屋では既に、
幕内の炎鵬や石浦とも稽古を
しているようです!

「早く幕内に上がれるように頑張る」
と話していました。

なかなかのビッグマウスです(笑)

これは強くなりそうですね!

今後が楽しみな力士ですvv

2020年七月場所13日目 全体の感想

そんなわけで、白鵬の休場に
落胆して始まった13日目でしたが、
照ノ富士の大関相撲にすっかり満足して
終わりました^^

正直、いくら照ノ富士が本来実力者で
今場所元気とはいっても、
なんだかんだで朝乃山が有利なんじゃないかと
思っていました。

先に上手を取ったのは朝乃山だったので、
朝乃山が勝つんじゃないかと思いました。

まさかそこから上手を切って寄り切るとは!

右四つの技術が完全に
照ノ富士が上回っていたように感じます。

先だっての解説で、
荒磯親方(元稀勢の里)は

「照ノ富士は技術が上がって戻ってきた」

と話していましたが、
それは決してリップサービスで
大げさに言ったものではありませんでした。

これは大関照ノ富士の相撲でした^^

以上、
ペパーミントあいがお届けいたしました。