2020年大相撲秋場所14日目の感想

令和2年大相撲秋場所14日目の感想アイキャッチ 大相撲観戦日記

2020(令和2)年大相撲秋場所14日目。

正代が強すぎて
いまだ開いた口の塞がらない
ペパーミントあいです。

注目の朝乃山-正代戦は、
正代の圧勝に終わりました。

正代が朝乃山を圧倒!

正代が朝乃山を圧倒しました。

正代は立合い
いつものように胸で当たると、
一気に向正面東側土俵へ。

立合いの一発で朝乃山を横へ向かせ
そのまま後ろにつくような形で
押し倒しました。

うーん、強い!

13日目の貴景勝戦同様、
大関に圧勝です。

正代ってこんなに強かったっけ??

ここ数場所、
毎日のようにそう思っています(笑)

結果、正代は2敗を守り、
朝乃山は4敗へ後退。

朝乃山の優勝の可能性はなくなりました。

正代はその後翔猿が敗れたことで、
単独トップとなります。

正代大関昇進の話も持ち上がった!

そしてそんな正代への大関昇進への声が、
とうとう審判部の親方から持ち上がりました。

高田川審判部副部長(元安芸乃島)が
14日目の取組終了後、

「千秋楽の相撲を観てからの判断」

と前置きした上で、
場所後に正代大関昇進について
審判部で協議すると話したとのこと。

正代はずっと関脇にいるし、
すでに大関級の力を持っていることは
明らかです。

14日目解説の荒磯親方(元稀勢の里)も
「正代は既に大関級の力がある」と
評価していました。

ただ「横綱を倒していない」という点を
気にされてもいました。

ただこれは、
戦って横綱に敗れたわけではなく、
横綱が休場したから対戦がなかっただけです。

言わば横綱側の都合なので、
ここを昇進の判断材料にされてしまうのは
酷な気がします。

それに大関は横綱より下の番付なのだから、
大関になるには大関を倒せれば十分でしょ、
とも思います。

ここ最近は横綱の休場が多いことも思えば、
若い大関の番付を充実させてあげた方が
土俵の充実にも繋がると思います。

正代はずっと関脇にいることで、
他の前頭上位のすでに三役クラスの
実力を持った力士が三役に上がれなくなるもの
気の毒
です。

それでも千秋楽に
新入幕の翔猿に敗れてしまったら
ちょっと印象は悪いかもしれません。

でも正代が既に
大関クラスの実力を持っていることは
明らかです。

朝乃山は悔し涙

一方で敗れた朝乃山は、取組後、

「正代関のうまさが出た」
「正代関の方が強かったということ」

とコメントしていました。

負け残りの控えでは
悔し涙を流しているようにも
見えました。

番付下位の相手に
一方的に敗れてしまった
大関の立場を思うと、
それはそれで泣けてしまいます(´;ω;`)

取組後、解説を求められた
向正面の立浪親方(元旭豊)は

「負けたけど朝乃山もよく頑張りましたよ」

と話していました。

私は、それ解説じゃないじゃん、
と思いつつも、
立浪親方優しいなと思いました^^

朝乃山の立場からしたら、
大関の責任を果たさなければいけないという
プレッシャーで3連敗して、

そこから立ち直って持ち直したのに
今度は正代に一方的に敗れるという
屈辱を味わったわけですからね。

悔しくて当然だと思います。

もしかしたら、
一生夢に出てくるような
悔しい場所になったかもしれません。

でもきっと、
この経験が朝乃山を
強い横綱にしてくれるものと思います。

それに、正代が急に強くなったのは
朝乃山に優勝も大関昇進も
先を越されたことで奮起した
とも聞きます。

共に切磋琢磨して
これからの大相撲界を
盛り上げてほしいです。

翔猿-貴景勝は貴景勝

一方で14日目の結びは
新入幕の翔猿が大関貴景勝に挑みました。

新入幕力士が結びを務めるのは
2016(平成28)年秋場所の逸ノ城以来

とのこと。

これは挑戦者の翔猿も緊張するだろうけど
迎え撃つ貴景勝の方がプレッシャーが
大きかったものと想像します。

事実私の印象では、
取組前の両者の表情は、
翔猿はいい緊張感によるいい表情をしていて
貴景勝は緊張に押しつぶされそうな顔

見えました。

でも結果は貴景勝。

翔猿も真正面から当たって
手を出して貴景勝の動きを封じる
いい動きを見せていましたが、
最後は貴景勝が圧倒しました!

相手にいい相撲を取らせても
それを上回る、
まさに大関相撲でした^^

結果、翔猿は3敗に後退。
貴景勝も3敗を守ります。

2020年秋場所14日目の主な出来事

14日目終了時点での優勝争い

結果、14日目を終えた時点での
優勝争いは以下のようにりました。

2敗:正代
3敗:貴景勝、翔猿

14日目開始時点で3敗だった阿武咲と若隆景は
ともに敗れて4敗に後退しています。

千秋楽は正代は翔猿、
貴景勝は朝乃山と対戦します。

正代が勝てばその場で優勝が決定。

正代が敗れれば
最大3人での優勝決定戦となります。

千代の国が十両優勝

十両優勝は千代の国に決定しました。

先場所の幕下優勝に続く十両優勝です。

幕下優勝から連続での十両優勝は
史上14人目
とのことです。

ちなみにどうでもいいけど、
千代の国はいまだ1敗を守っているので、
14日目終了時点で
全関取中単独トップです(笑)

2020年秋場所14日目 全体の感想

以上が2020年秋場所14日目の感想です。

正代の強さに感服しつつも、
一方で迎え撃つ大関の立場を思うと
それはそれで心が痛くなった一日でした><

しかも、14日目の解説は
荒磯親方(元稀勢の里)でした。

自身が新入幕の逸ノ城と対戦した時の心境を

リアルに語ってくれて、

泣けてしまいました。。。

荒磯親方は明るく話していましたが、
朝乃山も貴景勝も
当時の稀勢の里と同じ心境だったのかなと
思うと、それはそれで辛い。。。

大関昇進を目指す正代の快進撃も
新入幕翔猿の活躍を見たい気持ちも
あるものの、

大関には番付相応の力を見せてほしいし、
責任を果たさなければいけない立場を思うと
辛くなるものがあります。

どちらも本心なんです。

だから時に相撲は観ていて辛い><

でもだからこそ面白い!

だからもう、
みんな頑張れとしか言いようがありません。
(投げやり)

千秋楽、誰が勝っても誰が優勝しても
いい千秋楽になることを期待しています。

ペパーミントあいがお届けいたしました。