阿武咲が感謝の心を忘れない理由

01.阿武咲が感謝の心を忘れない理由 相撲コラム

スコゲワブロガーのペパーミントあいです。

阿武咲のツイッターのプロフィールには、
以前「感謝の心を忘れずに」とありました。

実はそこには、
師匠・阿武松親方(元益荒雄)との
こんなエピソードがありました。

私が衝撃を受けた阿武咲のプロフィール

阿武咲のツイッターのプロフィールには、
以前は「感謝の心を忘れずに」ということが
書いてありました。

(今は変わっています)

当時彼はまだ19歳でした。

私は初めてこれを見たとき、
「若いのになんてしっかりした子なんだ」
と思いました。

なんかその言葉に重みを感じて、
いつか絶対に大物になるぞという
予感を覚えました。

今でも横綱や大関を破った後の
殊勲インタビューで「感謝」という
言葉を口にすることの多い阿武咲。

彼が感謝の心を大切にする理由は、
師匠・阿武松親方(元益荒雄)との
こんなエピソード
にありました。

私がこのエピソードを知ったのは、
去年(2017年)の10月のこと。

プロフィールに衝撃を受けてから
3年近くたってからのことです。

舞の海さんの新聞コラム

阿武咲と阿武松親方のエピソードは、
舞の海秀平さんが産経新聞に載せた
コラムで語られていました。

それは阿武咲の入門前。

当時の打越うてつ少年を
親方がスカウトしに行った時のことです。

当時すでに実績十分で、
将来が期待されていた打越少年。

でも阿武松親方の目には、
負けるとあからさまに舌打ちするなど、
対戦相手に対する敬意に欠ける態度
目につきました。

スカウトには来たけれど
入門してもらえるものとは思っていなかった
阿武松親方は、

せめて今後の打越少年のためを思い、
そのことを彼に伝えます。

「お前には謙虚さと
感謝の気持ちが足りない」

それは力士として大切な心構えでした。

すると打越少年から返ってきたのは、
意外な一言でした。

「弟子にして下さい」

打越少年には、
何か心に響くものがあったようです。

あとになって、
そんな人として大切なことを説いてくれる
大人は初めてだったことが分かります。

きっと、
この人は自分に足りないことを
教えてくれる人、

強くしてくれる人であることを
直感的に見抜いたのでしょうね。

入門後も阿武松親方は、阿武咲に毎日、
謙虚さと感謝の心がどれだけ大切か
説き続けた
そうです。

その証拠に、
阿武咲は新十両昇進の記者会見で

「感謝の気持ちと謙虚さを持って
精進していきたい」

と語りました。

「感謝」「謙虚」という言葉を
合計8回
も使っていたそうです。

今も殊勲インタビューでは度々
周囲への感謝を述べる阿武咲。

阿武松親方の教えがしっかり
生きていることを感じます。

阿武松部屋の力士はみんな礼儀正しい

阿武松親方が人としても素晴らしい
指導者であることは、

阿武松部屋の力士たちの振舞いを
見ていれば分かります。

阿武松部屋の力士たちは
取組後の礼が特に綺麗
と感じます。

特に負けた後の礼がしっかりしているのは
好印象
です。

阿武咲も例外ではありません。

阿武咲はとても負けず嫌いな力士なので、
負けると物凄く悔しそうな顔をします

でも、土俵上での礼、
引き上げる時の礼は深々とします

悔しい時こそ、
その悔しさを与えてくれてありがとう、
強くなる原動力をくれてありがとう、

あなたのような強い人と戦えたことを
感謝しますと礼が出来る人は、
きっと大物になります

そういう気持ちを忘れない人は、
たとえ相撲で大成しなくても
その後の人生で大成します。

相撲の世界であろうとなかろうと、
謙虚さと感謝の心は大切です。

阿武咲には強いだけでなく、
そんな親方の素晴らしい教えを
体現する力士になってほしい
です。

人として大切なことを学んだ

以上、阿武咲が阿武松親方から
「謙虚さと感謝の心」を学んだ
エピソードをお伝えいたしました。

いかがでしたでしょうか?

この話を聞くと、
私も人として生きるのに大切なことを
学んだように感じます

阿武咲にはぜひ、強いだけでなく、
師匠から学んだ人としても大切なことを
体現し、伝える力士になってほしいですね。

ペパーミントあいがお届けいたしました。