相撲と紅茶とゲームが大好きな
ペパーミントあいです。
2020(令和2)年12月10日の官報にて、
鶴竜が日本国籍を取得したことが
発表されました。
日本国籍を取得したことで、
鶴竜は引退後も相撲協会に残り、
親方になることが出来ます。
まずはそのことにホッとしています。
でも相撲協会の国籍条項には、
やはり思うところがあります。
鶴竜が日本国籍を取得
2020(令和2)年12月10日のニュースにて、
モンゴル出身の横綱 鶴竜が
日本国籍を取得したことが
報じられました。
12月10日付の官報で発表されたようです。
鶴竜の日本名はアナンダ
ちなみに上記ニュース記事にも
書かれていますが、
鶴竜の日本名は本名の
マンガラジャラブ・アナンダ
のままのようです。
外国の人が日本国籍取得の際には
日本名に変えないといけないのかと
思っていたのですが、
変えなくても良かったんですね!
知らなかった……
鶴竜は引退後、親方になることが可能に
これで晴れて、
鶴竜は引退後も相撲協会に残り、
親方になることが出来ます。
今の相撲協会のルールでは、
日本国籍を持っていないと
親方になることが出来ないですからね。
聞いたところによると、
鶴竜はだいぶ以前から
亡くなった師匠の先代井筒親方(元逆鉾)と
部屋を継ぐ約束をしていたそうです。
そのためにだいぶ以前から
日本国籍取得の手続きを
始めていたようなのですが、
なかなか申請が通らなかったとのこと。
全部ニュースや相撲ファンの方から
聞いた話なので、
だいぶ以前からというのが
どのくらい前なのかは
定かではありません。
ただ少なくとも、
鶴竜に親方になる意向がなければ
帰化する理由もないので、
親方になるために日本国籍を取得したことは
間違いありません。
無事に日本国籍を取得し、
親方になる権利を得ることが出来て
本当に良かったです^^
手放しで喜べることではない
国籍を変えることは非常に大きな決断
ただそうは言っても、
これは手放しでバンザイして
喜べることでもありません。
国籍を変えるって、
相当大きな決断だと思います。
国籍を変えることで
鶴竜はモンゴル人から日本人に
なるわけですからね。
それでもモンゴルで生まれ育った
事実が消えるわけではないけど、
国籍って一つのアイデンティティでも
ありますからね。
国籍だけがアイデンティティの
全てだったらそれはそれで問題ですが、
大きなものであることには
違いありません。
そうまでして日本に残って
相撲に尽くす道を選んでくれたことを
嬉しく思う反面、
そんな決断までさせてしまって
申し訳ないという気持ちにもなります。
相撲協会の国籍条項を何とかしてほしい
それを思うと、
相撲協会の国籍条項のルールを
何とかしてほしいと思います。
相撲協会は国から
公益法人の認定を受ける際に
「国技の発展のため」という理由を
認められたという経緯があります。
だからこの国籍条項を
簡単に変えることは出来ないみたいです。
公益法人のことは
私にはよく分からないけど、
国だの法人だの大きな組織が絡むと
ルールを変えるのは難しいんでしょうね。
でもそれを言われると、
日本人というだけで誰もが
日本の国技の継承発展に貢献できる
品格を持っているのかという疑問も
浮かびます。
むしろヘタな日本人より、
熱心な親日家の外国人の方が
日本の素晴らしさを理解していることも
多いです。
そもそも国籍条項が出来たのって、
高見山さんの頃の話です。
高見山さんって分かります??
新参の相撲ファンや
相撲を観ない人には
「誰それ?」って感じですよね。
古い相撲ファンであれば
先々代の東関親方で、
既に定年を迎えて10年以上
経っているおじいちゃんである
ことが分かるかと思います。
その頃は外国人が親方になったら
日本古来の相撲の良さが
失われるんじゃないかということを
危惧してのことだったようだけど、
その頃と現在では状況が違うし、
そろそろ見直してもいいと
思うんですよねぇ。。。
「国籍で判断するなんて差別だー!
今すぐ変えろー!キー!」
とは言いません。
問答無用のヘイト感情から
出来たものでないことは分かるし、
簡単に変えられるものでないことも
分かるので。
ただ鶴竜のように、
人望もあり、力士会会長としても
よく相撲界に貢献している人が、
日本国籍がないがために
親方になれないというルールは、
むしろ相撲の衰退に貢献してしまう
ことなのではないかとも思います。
これは憶測ではありますが、
鶴竜は本当は今すぐにでも引退したいのに
日本国籍がなく親方になれないため、
引退を先延ばしにせざるを得なくなっている
という話も聞きます。
私に目にも、
そのように映らないこともありません。
「横綱は桜の花の如く潔く散れ」
と言うのなら、
潔く散った後の道も
ちゃんと用意してあげてほしいんですよね。
過去潔く散った歴代横綱の多くは、
引退後の道も約束されていたわけですから。
力士としては散っても、
人としても散ってはダメです。
潔く散れ、でも散った後のことは知らん、
ではダメだと思うのです。
鶴竜が親方になる道を選んでくれたことに感謝
そんなわけで、
相撲協会の国籍条項に対しては
色々思うところはありますが、
鶴竜が無事に親方になる道が出来たのは
本当に良かったです!
毎日のようにお祈りしていたので、
ニュースを見て思わず大喜びしましたvv
手放しで喜べることではないけど、
少なくとも鶴竜本人の希望は叶いました。
鶴竜に相撲協会に残ってほしいという
ファンの希望も、叶いつつあります。
そのことはとても嬉しいです^^
鶴竜は11月場所後、
横綱審議委員会から注意勧告を受け、
次の初場所では進退を懸けることになります。
まだ引退してほしくない。
もう一度強い鶴竜が観たいという
気持ちもあります。
でも日本国籍が取得出来たことで、
例え初場所で引退することになったとしても
相撲協会に残る道が出来たことには
ホッとしています。
これから親方になったり
部屋を持ったりするには
色々手続きなどがあるのでしょうけど、
少なくとも引退後即廃業は免れます。
なので私としては、
歓喜より安堵なのです。
以上、
ペパーミントあいがお届けいたしました。