白鵬のけん責処分について思うこと

白鵬のけん責処分について思うことアイキャッチ 相撲ニュース

スコゲワブロガーのペパーミントあいです。

横綱白鵬が春場所の優勝インタビュー中に
三本締めを行なったことで、
けん責処分を受けました。

理由は儀式を軽んじたからですが、
私には儀式云々以上に、

インタビューを受ける側が
その場を仕切ることへの違和感と、

同じようなことを
再三注意されているにも関わらず
繰り返したことが

根底にあるように思えてなりません。

インタビュー中の三本締めがダメな理由

優勝インタビュー中の三本締めが
ダメなのは、三本締めは
「その場を締める行為」だからです。

というのも、
優勝インタビューは表彰式の最中に
土俵下で行われますが、
インタビューのあとも表彰式は続きます。

そして表彰式が終わると、
神送りの儀式が行われます。

三本締めは本来、
神送りの儀式の最後に行われます。

それなのに白鵬は
表彰式の途中で三本締めを
行なってしまいました。

それは伝統と儀式を重んじる
大相撲の世界では、
かなりまずいことなのです。。。

インタビューを受ける側が仕切るのは変

でも儀式云々がどうの以上に、
私にはインタビューを受ける側が
勝手にマイクを取ってその場を取り仕切り、
三本締めの音頭を取るという行為

違和感を覚えてなりません。

私も白鵬は好きですから、
あまり悪くは言いたくはありません。

でも正直に言うと、
インタビューを受ける側が
勝手に仕切るのはちょっと……
と思います。

白鵬はきっとお客さんに盛り上がって
もらいたくてしたものと思います。

とてもサービス精神が旺盛な横綱です。
そこは好感が持てます^^

でも、本来インタビューアーが仕切るべき
インタビューの場を、

インタビューを受ける側が仕切るのは
どうなのかな?と思います。

これを「礼節に欠ける行為」と言われたら、
その通りであるとしか言いようがありません。。。

同じようなことを繰り返している

それでも白鵬本人はけん責処分、
師匠の宮城野親方(元竹馬山)は
監督責任を問われて減給処分というのは、
少し厳しすぎるような気はします。

実際、初めは理事長からの
厳重注意で済んでいたのですが、

あとになって横綱審議委員会が
白鵬への処分を相撲協会に求めたため、
相撲協会はこの件を
コンプライアンス委員会へ依頼。

結果、コンプライアンス委員会から
けん責処分相当との結論が出たため、
これを受けてのけん責処分、
という形になりました。

最初は厳重注意で済んでいたのに何で?
と思われた方も多いかもしれません。

でも白鵬は、
似たようなことを過去にも何度か
優勝インタビューでやっているんですよね。

優勝インタビュー中に
亡くなった大鵬さんへの黙とうを
始めてしまったり、

優勝インタビュー中に
万歳三唱の音頭を取り始めてしまったり。

その度に注意を受けてきたのですが、
直らなかったから、
今回は少し厳しめの処分が出たものと
考えられます。

私個人の考えとしては、
厳しいけど過去のことも考えれば
妥当なのでは、と思います。

力士さんには儀式も礼節も
大切にしてほしいと思っていますから。

知らなかった可能性もあるけれど

一方で、神送りの儀式は
比較的最近復活した儀式。

優勝力士は神送りの儀式の最後まで
土俵にはいないため、

白鵬はこの神送りの儀式のことも、
神送りの儀式で三本締めが行なわれている
ことも知らなかった可能性はあります。

でも主催する相撲協会側の人間が
「知らなかった」では
済まされないですよね。。。

それに前述しましたが、
私には儀式云々以上に
インタビューを受ける側が
その場を仕切ることの方が
よろしくないと思えます。

今回のけん責処分は、
まあ、妥当なんじゃないの?
と思います。

初犯だったら厳しすぎると思うけど、
初犯じゃないですからねぇ。。。笑

追記:出世力士手打ち式は経験していた

※2019年4月25日追記

その後、白鵬は神送りの儀式こそ
経験していないものの、
「出世力士手打ち式」なるものは
経験していることが判明しました!

こんなことパパっと呟いちゃう相撲ファン、
凄いですねぇ。。。。

いい薬になったのでは?

以上、白鵬が三本締めをして
けん責処分を受けた件に対する
私の見解を述べさせていただきました。

相撲ファンにもファンでない方にも
いろいろな意見があるかと思いますが、
私の意見はこうです。

私は白鵬のことは好きです。

生きている間にこれだけの大横綱を
見ることが出来て幸せに思っています^^

だからこそ、相撲の世界で大切にされている
伝統、儀式、礼節の部分は大切にして
ほしいと思っています。

白鵬も入門したときには、
ちゃんとそのことを学んでいるはずです。

これから日本国籍を取得して
親方になるのですから、

今一度初心に帰って、
大相撲の魅力であり根幹でもある
伝統、儀式、礼節を大切にする心を
思い出してほしいです。

強くなることだけでなく、
伝統や儀式や礼節を大切にする心も
お弟子さんに伝えてほしいです。

ペパーミントあいがお届けいたしました。