正代の怪我と新大関の怪我について思うこと

正代の怪我と新大関の怪我について思うことアイキャッチ 大相撲観戦日記

相撲と紅茶とゲームが大好きな
ペパーミントあいです。

2020(令和2)年大相撲十一月場所4日目は、
前日の高安との相撲で足首を傷めた正代
大栄翔に敗れました。

何も出来ず、
あっさり下がってしまいました。

まるで踏ん張りが効かないようです。。。

心配です><

新大関の怪我が多すぎる

最近、大関の昇降が激しいですよね。

栃ノ心のように
新大関の場所で怪我をして途中休場。

翌場所何とかカド番は脱出するも、
その後も怪我の影響で大関を陥落。

一度は復帰するも
復帰した場所でまた怪我をして再び陥落、

というケースもあるし、

貴景勝のように新大関の場所で
怪我をして途中休場。
翌場所は全休。

翌々場所で返り咲きを果たす、
というケースもあります。

ただ何にせよ、
大関になった途端に怪我をする力士が
多すぎるように思えます。

今回の新大関の正代もそう。

朝乃山もそう。

思えば奇跡の復活を果たした照ノ富士も、
あの膝を大怪我した悪夢の稀勢の里戦は
大関2場所目でのことでした。

新大関って、
昔から怪我するジンクスでも
あったのでしょうか?

こうも頻発されると
“新大関の呪い”が本当に
あるんじゃないかと疑いたくなります。

栃ノ心、高安は
元々怪我の多い力士でしたが、

貴景勝も正代も朝乃山も、
大関になる前は怪我の多い力士という
印象ではなかったですからね。

最近の大関の惨状を思うと、
豪栄道の新大関の場所の8勝7敗が
とても平和に思えてきます。

……当時は「大関なのに8勝7敗ってwww」
と思いもしましたが(土下座)

もう何でもいいからみんな
怪我無く平和に終わってほしいです。。。

新大関の怪我が多い理由

新大関(在位数場所のなりたても含む)が
怪我をする理由は、色々あると思います。

大関になった途端に
色々な方面から誘いが増えて
今まで通りの稽古が出来なくなる
という話も聞くし、

照ノ富士のように、
平幕時代は怪我がなかったとはいえ
以前から力任せの危ない相撲を
取っていた力士もいます。

栃ノ心のように
元々が怪我の多い力士という
ケースもあります。

でも私が思うに、
あくまでも素人の私が見た印象ですけど、
「責任による硬さ」が
怪我に繋がっていると感じます。

「硬さ」が怪我に繋がるとは?

あくまでも私が見た印象なのですが、
少なくとも栃ノ心と正代に関しては、
勝ちたい気持ちが先走って
体の動きが悪くなっている時に
怪我をした
と思うのです。

昨日の正代-高安の相撲は
熱戦ではありましたが、
私には、正代は硬くなって
本来の前に出る相撲が
取れなくなっているように見えました。

先場所3連敗した時の朝乃山も、
怪我こそしなかったけれど
怪我しそうな相撲を取っていました。

栃ノ心は大怪我をして
三役から幕下まで落ちて、
以前より強くなって戻ってきた人ですが、

大関で怪我をした時の相撲は
いずでも気持ちが先走って
腰が高くなったり、
上半身と下半身の動きが
バラバラになっていた
ように思えます。

貴景勝も、
慣れない覚えかけの四つ相撲を取って
怪我しましたよね。

強くなるために新しいことを
覚えることは大事なことだとは思いますが、
本場所で稽古場以上の力を出そうとすると
怪我に繋がりますよね><

勝とうという執念も大事なんですが。。。

いずれにしても、
心技体の「心」だけが先走った時が
怪我に繋がるとき
であると感じます。

あくまでも、
一相撲ファンの私が見た印象ですけど。

言い換えれば、みんな一生懸命ないい力士

でもそれって、言い換えれば
「みんな一生懸命ないい力士」
であるということですよね。

一生懸命ないい力士でなかったら、
無理な体勢からでも勝とうなんて
思わないし、

勝つことに対して
それくらいの執念が持てなければ
大関にはなれません。

責任感ゆえに硬くなるのも、
言い換えれば「大関」という
神聖な地位を大切に思っているからだし、
みんなの期待に応えようという
真摯な気持ちから来るものであるはずです。

故に私は、
昨今の新大関たちの怪我は
見ていて辛いです><

なぜこんな一生懸命ないい力士たちの
一生懸命さが怪我に繋がってしまうのか、

と。

怪我じゃなくて白星に
繋がってくれればいいのに、と。

試練は相撲の神様からのプレゼントだと思えば

でも一方で、こうも思うんです。

「神は耐えられない試練には遭わせない」
と聖書にもあります。

「相撲道」の映画
高田川親方(元安芸乃島)は、
怪我をした力士にはこう言うそうです。

「怪我をするのは

自分の体の使い方が悪いからで、

神様からのここを直しなさいという

メッセージなんだよ」

と。

きっと神様は、
大関たちにこう言っていると
思うのです。

「正代、君は土俵際の突き落としに
頼ってはいけない。前に出なさい」
「貴景勝、君は押し相撲一本でいきなさい」
「朝乃山、君は何でもいいからとにかく
試練に耐えて心身ともに強くなりなさい」
「照ノ富士、
君は力任せの相撲を取ってはいけない。
正攻法の右四つを磨きなさい」

……すみません、
ちょっとポエマーになりました(苦笑)

でもそう思わないとやってられないです。

そして大関にまで上り詰めた彼らなら、
この試練を乗り越えることが
出来ると思います!

現に照ノ富士は
奇跡の復活優勝を遂げたし、

貴景勝も以前より
強くなってますもんね!

正代も朝乃山も、
きっとこの怪我を乗り越えて
もっと強くなりますよ^0^

正代の怪我が早く治りますように

と、未来のことに
思いを馳せるのはこれくらにして。

現状の正代についても少し。

はっきり言って、
今日4日目の相撲を観た限り、
休場した方がいいんじゃないかと思います。

両横綱が休場して、
朝乃山も休場して、
非常に休場しづらい雰囲気かとは思うけど、
体が一番大事です。

怪我をこじらせて
照ノ富士のような思いは
してほしくありません。

正代まで休場となったら
さすがに寂しすぎますが、
私が見たいのは苦しんでいる正代ではなく
強い正代です!

苦しんでいる正代は見たくないのです><

明日からの相撲を全て
傷めた足首に負担のかからない
前に出る相撲で勝てるならいいですが、

残り全部勝つというのは
現実的な話ではないし、

今日の相撲を観た限り、
残り8割を前に出る相撲で勝つのも
難しいんじゃないかと感じます。

休場するか否かは
本人と師匠代行の枝川親方(元蒼樹山)の
判断を尊重するしかないのですが、

一ファンとしては、
苦しむ姿は見たくないので、
休んでほしいです。

いずれにしても、
正代関の足首の怪我が
速やかに完治するよう祈るばかりです。

ペパーミントあいがお届けいたしました。