宇良が居反りを決めて幸せな気持ちになった

宇良が居反りを決めて幸せな気持ちになったアイキャッチ 大相撲の記録

相撲と紅茶とゲームが大好きな
ペパーミントあいです。

2020(令和2)年
大相撲十一月場所5日目。

宇良が居反りを決め、
幸せな気持ちになりました^^

両横綱、朝乃山、正代の休場に
ただでさえどんよりなのに、
根性論を振りかざす北の富士さんに
ちょっとイライラしていました。

でも宇良の居反りを観たら
幸せな気持ちになって
イライラも吹き飛びました^0^

ひたむきで一生懸命な宇良は
相撲界の宝です。

居反りの宇良が居反りを決めた!

宇良が居反りを決めました!

「居反りの宇良」として入門した宇良が
初めて居反りを大相撲の本場所の土俵で
決めました^0^

立合いからほんの数秒の出来事でした。

ぜひ、NHK大相撲公式ツイッターさんの
動画を見て下さい^0^

珍しい決まり手につき、
色々な角度の写真も出ています。

ぜひ日刊スポーツさんの記事も
見てみて下さい^0^

27年ぶり珍手!宇良が鮮やか居反り/写真リプレー - 大相撲 : 日刊スポーツ
16場所ぶりに関取に復帰した東十両13枚目の宇良(28=木瀬)が、居反りの大技で旭秀鵬(友綱)を下し、3勝2敗と白星を先行させた。十両以上では93年初場所12… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkans...

智乃花の居反りの思い出

居反りを前回決めたのは
智ノ花(のちの智乃花、現玉垣親方)
であることは、

相撲ファンには衆知の事実ですが、

これが1993(平成5)年
初場所12日目の出来事というから、
実にあれから27年も経っている
ということになります( ゚Д゚)

私、当時リアルタイムで見てました><

年齢がバレますね(苦笑)

凄く珍しい決まり手が出たと
当時も盛り上がっていました^0^

当時私は小学生でしたが、
相撲で滅多に見ることのない動きに
釘付けになった
ことも覚えています。

舞の海以外にも
凄い技を出す力士がいると
感動したのを覚えています!

あれからもう27年も経っているのか!

あの時は珍しい決まり手とはいえ、
この技がその後27年間も出ないとは
想像もしていませんでした><

ただ智乃花の居反りのイメージが
強烈だったので、
「居反り」という決まり手の名前は
すぐに覚えました。

さらにその前に居反りが出たのは
1964(昭和39)年夏場所であるというから
居反りがいかに珍しい決まり手であるかが
よく分かります。

ちなみに宇良が居反りを決めた時、
土俵下には勝負審判として
元智乃花の玉垣親方が居ました。

感慨深いです。

ちなみに上記情報の参照元は
以下の日刊スポーツの記事です。

智乃花が居反りを決めた当時の
記事も復刻
されているので、
ぜひ見てみてほしいです^0^

智ノ花が居反り「昭和39年以来ですか」復刻記事 - 大相撲 : 日刊スポーツ
16場所ぶりに関取に復帰した東十両13枚目の宇良(28=木瀬)が、居反りの大技で旭秀鵬(友綱)を下し、3勝2敗と白星を先行させた。十両以上では93年初場所12… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkans...

「居反り」で注目された宇良

上記日刊スポーツの復刻記事を読むと、
智乃花もアマチュア時代に
何度か居反りを決めているんですね!

それは宇良も同様で、
相撲ファンには周知の事実なのですが、
宇良は学生時代、

「居反りをやる凄い選手がいるぞ!」

と話題になって、
マツコ&有吉の怒り新党という番組で
取り上げられたことがあります。

そのため宇良は
大学時代は同学年の
北勝富士や御嶽海ほどの
実績はなかったものの、

入門時は北勝富士や御嶽海以上に
大きく話題になりました。

「宇良が入門したから
久しぶりに大相撲で居反りが
見られるぞ!」

と色めき立った相撲ファンも
多いことと思います。

もっとも今は力士が大型化しているため、
反り技はそうそう決められるものでは
ありません。

だから時折、
相撲のなかで反る動きを
見せることはあっても、
なかなか居反りを決めることは
出来ませんでした。

それが入門34場所目にしてようやく、
叶ったことになります。

宇良本人も

「居反りの宇良と言われて入門したので
居反りを決めることが出来て良かった」

と話していたそうです。

入門以来の悲願を達成した、
というわけではないですが、
おめでとうございます^^

実は「居反り」より珍しい「たすき反り」を決めている

さきほど
「宇良は相撲のなかで反る動きを
見せることがある」と書きました。

実は宇良は、
居反りを決めたのは
今回が初めてですが、

居反りを決める前に、

「たすき反り」

という、
居反りよりも珍しい決まり手
決めたことがあります。

2017(平成29)年初場所13日目の出来事で、
決めた相手は200kgを越える天風でした。

反り技は必ずしも
大きい相手には決められない
わけではないようです。

(ちなみに居反りを決めた相手は
長身でシュッとした旭秀鵬)

宇良が2017年初場所13日目に
天風に決めた「たすき反り」は、

たすき反りが決まり手に制定されて以降、
十両以上で史上初の「たすき反り」でした。

たすき反りの連続写真も
日刊スポーツさんが残してくれているので
以下にリンクを貼っておきます。

宇良が珍技「たすき反り」で10勝目/写真リプレー - バトル : 日刊スポーツ
東十両3枚目の宇良(24=木瀬)が、十両では初の珍技で2桁10勝目を挙げた。 - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)

参考記録としての「たすき反り」

ちなみに「たすき反り」は、
決まり手が正式に記録として
残るようになって以降に決めたのは
宇良が初めてですが、

正式に制定される以前の
「参考記録」としては、

昭和27年に常ノ山が大内山に決めたもの

昭和26年5月場所に栃錦が不動岩に決めたもの

が残っているようです。

※前者の情報はNHK大相撲中継、
後者の情報は下記ツイートを参照

NHKと相撲ファンの情報網が
本当凄いです( ゚Д゚)

北の富士さんも大喜び

宇良が居反りを決めたことは、
看板力士の休場が続出している
大相撲界にとって、

久々に明るいニュースだったのでは
ないでしょうか?

前々から力士さんの怪我は絶えないですが、
コロナ以降は特に
思わぬ力士さんの負傷、休場が
後を絶えません。

今場所の朝乃山、正代の休場も然りです。

新型コロナウィルスへの
感染予防対策のため、
相撲を取る稽古が制限されたこと
大きく影響していると想像します。

命を守るためには
仕方のないことなのですが……

宇良が居反りを決めたこの日は、
ちょうど新大関の正代が
足首の怪我で休場した日でした。

この日の幕内正面解説は北の富士さん。

北の富士さんは正代の休場が
よほどがっかりだったのか、
この日は終始ネガティブでした。

ここ最近はちょっと
全体的にネガティブな北の富士さん
なのですが、特にネガティブでした。

でも宇良が居反りを決めた映像を見ると、
少し笑顔が戻ったようでした^^

(実際にお顔は見ていませんが)

私も幸せな気持ちになりました(笑)

宇良の存在は人々を幸せにする

本当のところを言うと、今日は、
北の富士さんが休場した正代に対して

「這ってでも出てこい」だの
「痛いから休むなんて理由になるか!」だの
私が大嫌いな根性論ばかり
振りかざすものだから、
ちょっとイライラしていました。

また初日同様、
北の富士さんを説教する記事(笑)
書こうかなと思っていました。

同時に、北の富士さんのあまりの
落胆ぶりが気の毒になったので、

「正代は北の富士さんを
がっかりさせたことだけは反省しろ!」

と書こうと思っていました(爆)

でも宇良の居反りの記事だけは
書かなくては!とも思いました。

なので本当は、
宇良の居反りを褒め称える記事と
北の富士さんと正代に説教する記事の
2本を書こうと思っていたのです。

でも宇良の記事を書いているうちに、
どんどん幸せな気持ちになって、
説教する気が失せました(笑)

居反りを決めて
喜んでいる宇良の顔を想像したら
幸せな気持ちになったし、

智乃花が居反りを決めた
当時のことを思い出すのも楽しかったし、

宇良が天風に「たすき反り」を
決めた日のことを思い出すのも楽しくて、

もうこのまま楽しい気持ちのままで
いたいと思いました(笑)

宇良の存在と相撲へのひたむきさは
本当癒しですね^^

宇良が相撲界の宝であることは
間違いありません。

宇良は大怪我から復帰し、
今場所ようやく十両へ戻ってきました。

今後は怪我無く、
いい相撲でみんなを楽しませてほしいです。

以上、
ペパーミントあいがお届けいたしました。

関連記事:宇良の居反りは居反りじゃなかった?

宇良の居反りについては、
こんな記事も書きました。

反り技は非常に奥が深いです。

宇良が決めたのは「居反り」じゃなかった?
宇良が決めた「居反り」が相撲協会公式に載っている居反りの形と違うという指摘がありました。でも反り技は実例が非常に少ないため、教科書通りに出なかった時の判別が難しいとのこと。相撲ファンの間で「相撲生き字引」と崇められている大達さんのツイッターを読んでいただけると分かります。