NHK大相撲の細かすぎる記録が
大好きなペパーミントあいです。
2018(平成30)年夏場所後の
番付編成会議及び臨時理事会にて、
栃ノ心の大関昇進が
正式決定いたしました。
栃ノ心の伝達式での口上、
栃ノ心の大関昇進に関する記録を
まとめました。
本記事は栃ノ心の大関昇進が決まった
直後に書いた記事です。
末尾に追記記事があります。
伝達式での口上
栃ノ心の伝達式での口上は、
力士の手本になるように
稽古に精進します」
という内容でした。
難しい四字熟語は使わず、
気持ちを正直に込めたようです。
「親方の教えを守り」とは、
めったに使われない口上ですが、
師匠(春日野親方=元栃乃和歌)を
とても慕っている栃ノ心らしい
口上だなと思いました^^
これを口上に入れることは
師匠にも渋い顔をされたようですが、
本人がどうしても入れたかった
みたいですね。
とても師弟愛を感じるいい口上です^^
4番目に年長の大関昇進
栃ノ心は年6場所制となった
昭和33年以降では4番目に年長の
大関昇進となります。
1位 | 琴光喜 | 31歳3ヶ月 |
2位 | 増井山(2代目) | 31歳2ヶ月 |
3位 | 霧島 | 30歳11ヵ月 |
4位 | 栃ノ心 | 30歳7ヵ月 |
新入幕から60場所のスロー出世
栃ノ心の大関昇進は
新入幕から所要60場所での昇進。
増井山(2代目)と並ぶ
史上1位タイのスロー出世記録となります。
初土俵から9番目のスロー出世
栃ノ心の大関昇進は
初土俵から所要73場所。
高安と並び
9番目のスロー出世となります。
1位は霧島の91場所です。
春日野部屋から56年ぶりの大関
栃ノ心の大関昇進は、
春日野部屋からは56年ぶりとなります。
56年前は栃光、栃ノ海が
2人同時に大関昇進しました。
ちなみに、昭和37年春場所に佐田の山が
関脇以下で2度目の優勝をして
大関昇進を決めた翌場所の出来事でした!
春日野部屋から4人目の大関
栃ノ心は春日野部屋からは
4人目の大関となります。
春日野部屋の歴代大関は
以下の通りです。
四股名 | ||
---|---|---|
出身 | 新大関 | その後 |
栃錦 清隆 | ||
東京都 | 昭和28年初場所 | 44代横綱に昇進 |
栃光 正之 | ||
熊本県 | 昭和37年名古屋場所 | |
栃ノ海 晃嘉 | ||
青森県 | 昭和37年名古屋場所 | 49代横綱に昇進 |
栃ノ心 剛史 | ||
ジョージア | 平成30年名古屋場所 |
出羽海一門からは豪栄道以来
栃ノ心の大関昇進は、
出羽海一門からは平成26年名古屋場所後の
豪栄道以来となります。
外国出身では11人目
栃ノ心は外国出身11人目の大関となります。
外国出身大関の一覧は以下の通りです。
四股名 | 出身 | 新大関 |
---|---|---|
小錦 | ハワイ | 昭和62年名古屋 |
曙 | ハワイ | 平成4年夏 |
武蔵丸 | ハワイ | 平成6年春 |
朝青龍 | モンゴル | 平成14年秋 |
琴欧州 | ブルガリア | 平成18年初 |
白鵬 | モンゴル | 平成18年夏 |
日馬富士 | モンゴル | 平成21年初 |
把瑠都 | エストニア | 平成22年夏 |
鶴竜 | モンゴル | 平成24年夏 |
照ノ富士 | モンゴル | 平成27年名古屋 |
栃ノ心 | ジョージア | 平成30年名古屋 |
欧州出身では3人目
栃ノ心は琴欧州、把瑠都に続いて
3人目の欧州出身大関となります。
ジョージア出身初の大関
栃ノ心はジョージア出身力士では
初の大関です。
平幕からの大関昇進6人目
栃ノ心は年6場所制となって以降、
6人目の平幕から3場所での
大関昇進となります。
過去3場所前平幕から大関に昇進した
力士は、以下の通りです。
四股名 | 3場所前の番付 | 新大関 |
---|---|---|
栃光 | 前頭4枚目 | 昭和37年名古屋 |
豊山(初代) | 前頭2枚目 | 昭和38年春 |
朝潮 | 前頭筆頭 | 昭和58年夏 |
北尾 | 前頭筆頭 | 昭和61年初 |
照ノ富士 | 前頭2枚目 | 平成27年名古屋 |
栃ノ心 | 前頭3枚目 | 平成30年名古屋 |
※朝潮は現高砂親方の元大関朝潮
※北尾はのちの60代横綱双羽黒
直近3場所の白星が最多タイ
栃ノ心の大関昇進直近3場所の成績は37勝。
この記録は、年6場所制になって以降、
豊山、北天祐、若乃花(3代目)と並ぶ
最多タイとなります。
※ちなみに最近大関に昇進した
朝乃山と正代は、
ともに直近3場所は32勝です。
大関年長昇進記録4位
栃ノ心は30歳7ヵ月で大関に昇進。
これは大関昇進の年長記録4位となります。
大関昇進の年長記録は
以下の通りです。
1位 | 琴光喜 | 31歳3ヶ月 |
2位 | 増井山 | 31歳2ヶ月 |
3位 | 霧島 | 30歳11か月 |
4位 | 栃ノ心 | 30歳7か月 |
※2018年7月8日追記
これからも強い栃ノ心を期待!
以上、栃ノ心の大関昇進に関する
記録についてまとめてみました。
いかがでしたでしょうか?
一部詳細の分からない記録もあったので、
分かり次第追記したいと思います。
記録をまとめるさなか、
照ノ富士の名前が出てくるたびに
ちょっと切なくなりました。。。
怪我を治して大関を掴んだ栃ノ心と
あまりにも対照的で……
栃ノ心はすでに30歳を超えていますが、
大相撲では意外にも、30を過ぎてから
力を発揮している力士って多いんですよね!
あの大横綱の千代の富士も然り。
残りの力士生命は決して長くないとは
思いますが、これからも強い栃ノ心を
見せてほしいです!
追記:大関から下がっても強い栃ノ心を期待
以上が栃ノ心が大関昇進を決めた
直後に書いた記事です。
栃ノ心は怪我で苦労して
三役から幕下まで下がったけど、
その苦労が報われて大関になった時は
本当に嬉しかったです!
それゆえに、
大関になって早々また怪我をし、
ほどなくして大関を陥落。
一度は復帰を果たすものの、
結局怪我が完治せず
大関を維持することは
叶いませんでした。。。
この記事を書いたときは
こんな未来が待っているとは
思いもしませんでしたが……
またあの時のような
強い栃ノ心が見たいですね。
以上、ペパーミントあいが
お届けいたしました。
アイキャッチ画像は相撲協会公式ツイッターより
<栃ノ心大関!>本日5月30日、7月場所の番付編成会議と理事会を開き、栃ノ心の大関昇進が決定しました。使者の出羽海親方と大鳴戸親方の伝達を受ける栃ノ心と春日野親方夫妻。#sumo #相撲 pic.twitter.com/7snxuoJ9r1
— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) May 30, 2018