2018(平成30)年九州場所は
阿武咲を応援し続けた
ペパーミントあいです。
阿武咲は九州場所を
11勝4敗の好成績で終え、
敢闘賞を受賞。
終盤まで優勝争いに加わりました。
大躍進の場所と言っていいと思います。
その15日間を振り返ってみました。
阿武咲の九州場所・序盤
初日・理想的な攻めで遠藤を破る
阿武咲の初日の相手は遠藤でした。
押し、いなしを交えた理想的な攻めで
遠藤を破ります。
初日は白星スタートとなりました!
何より、調子が良さそうでほっとしました。
秋場所は絶不調でしたからねぇ。。。
一方でライバルの貴景勝は
横綱稀勢の里を破ります。
阿武咲と貴景勝、
2人とも敢闘精神あふれる力士に
ランクインしました^^
詳しくは下記記事をご参照いただければ
と思います。
2日目・碧山の突っ張りをかいくぐる
阿武咲の2日目の対戦相手は、
今場所めちゃめちゃ強かった碧山でした。
碧山の強烈な突っ張りを
低い体勢でかいくぐっての快勝です!
この相撲を解説の甲山親方(元大碇)から
「稽古十分なのがうかがえる」
と絶賛されました。
2日目には師匠の阿武松親方の金言が
NHK大相撲中継で紹介されました。
これをシェアしたところ、
SNSで多くクリックしていただきました。
ありがとうございます。
その時の記事がこちらです。
3日目・北の富士さんに怒られる
2連勝だった阿武咲ですが、
3日目は引いて相手を呼び込む形で
敗れてしまいました。
解説の北の富士勝昭さんからは
「今が大事な時期なんだから
この引きは直さなあかん」
というあたたかいアドバイスを
いただきました。
でも正直、
3日目は稀勢の里の3連敗がショックすぎて
阿武咲どころではありませんでした(-_-;)
明日は休場、
もしくは引退か?
って空気でしたからねぇ…
下記、3日目終了後に書いた記事を
読み返すと、稀勢の里のことばかり
語っています(苦笑)
一応、阿武咲にとっても
稀勢の里は恩人なので^^
4日目・(私が)鶴竜に感謝する
阿武咲は快心の相撲で大翔丸に快勝します!
この日の解説は巡業部の
春日野親方(元栃乃和歌)。
力士会と巡業部の計らいで
秋巡業での稽古方法を変えたため、
多くの力士が充実した稽古が出来たことが
分かります。
阿武咲の今場所の活躍は
鶴竜(力士会会長)の見えないところでの
働きがあってのことなんだなぁ、
と思いました。
5日目・もう半歩足が出るといい
阿武咲は今場所好調だった隠岐の海に快勝!
でも解説の陸奥親方(元霧島)からは
「もう半歩足が出るといい」と言われます。
きっとその通りなのだと思います。
陸奥親方の指摘って、
その場では分からなくても、
後々になって「本当だ!」と
思うことも多いですからね。
5日目は4連敗していた稀勢の里が
とうとう休場。
そのうえ3大関も全滅という、
史上稀に見る恐ろしい日でもありました。
一方で強い栃煌山が戻ってきたことが
嬉しい日、
錦木が初の大関戦勝利が嬉しい日でも
ありました!
この時はまさか、
錦木が千秋楽の大一番を務めることに
なろうとは夢にも思いませんでしたが…
阿武咲の九州場所・中盤
6日目・貴景勝と優勝争いを始める
阿武咲は千代丸に快勝!
6日目になると幕内の成績優秀者が
ピックアップされるようになり、
阿武咲が貴景勝を追って優勝争いを
していることが判明します。
6日目の解説は阿武咲が所属する
二所ノ関一門の芝田山親方(元大乃国)
でした。
芝田山親方は阿武咲が一門の
連合稽古でとても頑張っていたことを評価。
同時に若い阿武咲や貴景勝が
一門に加わったことで、
稽古場が活気づいたと喜んでいました^^
7日目・阿武松親方の偉大さを思う
阿武咲は荒鷲を一気の押し出しで破ります。
荒鷲は今場所、
怪我でほとんどまともに相撲が
取れていなかったため、
解説の北の富士勝昭さんは
荒鷲のことをとても心配していました。
荒鷲のように元気のない力士がいたら
「昔は審判部が注意したもんだよ」
とも話していました。
怪我しても無理して出続けて
怪我を悪化させちゃう力士さんが
多いですよね><
阿武咲を説得して休ませたという
阿武松親方の指導者としての偉大さを
思いました。
一方で7日目は、
貴景勝が御嶽海に敗れて
初黒星を喫します。
中日(8日目)・仕切りに注目
ここまで快勝を続けてきた
阿武咲ですが、
中日は明生に一方的に敗れます。
この日ゲストの伊東勤さんは、
両者の「仕切り」に注目していました。
さすが好角家の伊東親方、
目の付け所が違います!
目の肥えたゲストさんを迎えての
大相撲中継は、
とても面白かったです!
9日目・錣山親方のアドバイス
阿武咲は大奄美を圧倒!
そんな阿武咲に、
解説の錣山親方(元寺尾)は、
こんな立合いがいいんじゃないかと
アドバイスしていました。
その立合いなら
「今より相手に押す力が伝わる」
「もっと楽に勝てる」
「阿武咲の体に合っている」
とのこと。
9日目は貴景勝が栃ノ心を圧倒する
相撲で破ります。
でも貴景勝以上に、
藤井康生アナ、錣山親方、舞の海秀平さんの
実況&解説が強烈でした(笑)
10日目・寄り切りで勝ち越し!
阿武咲は10日目、
千代翔馬を寄り切って勝ち越し!
これまでの7つの白星は
全て押し出しの決まり手でしたが、
初めて押し出し以外で勝ちました(笑)
でも相撲内容は、
一気の押し出しで勝っていた時と
変わりません。
阿武咲は平幕勝ち越し第一号として
勝ち越しインタビューに呼ばれます。
そして10日目は松鳳山と千代の国の
熱戦に大いに盛り上がった日。
阿武咲の翌日の対戦相手が
その松鳳山と分かり、
相撲が終わった後も
ずっとワクワクしていました(笑)
阿武咲の九州場所・終盤
11日目・松鳳山が上手かった!
この日もNHK大相撲中継で
阿武松親方の金言が紹介されました。
阿武松親方は九州場所の阿武咲について、
「あることをしない勇気」を
評価していました。
ただ残念ながら、
11日目の相撲は松鳳山に双差しを許し、
敗れます。
先に攻め込んだのは阿武咲だったのですが、
土俵際でスパッと双差しを許して
形勢逆転してしまいましたm(__)m
本人や師匠としては
いろいろ反省点もあると思います。
ただファンとしては、
これは松鳳山が上手かったと
相手を讃えるしかありません。
12日目・足がそろっているのが見えた
阿武咲の12日目の対戦相手は大栄翔。
大栄翔は2敗、阿武咲は3敗で
どちらも1敗の貴景勝を追って
優勝争いに加わっている中での対戦でした。
どちらも慎重に取っている印象の
相撲でしたが、
最後は阿武咲の冷静さが上回りました。
その後、平幕の2敗力士はことごとく敗れ、
優勝争いは1敗の貴景勝と2敗の高安に
絞られ始めていきます。
12日目には豪栄道が休場。
実はかなりの大怪我を負っていたことが
判明し、衝撃を受けました!
13日目・琴奨菊にやられた!
阿武咲の13日目の対戦相手は
琴奨菊でしたが、
見事にやられましたm(__)m
阿武咲が攻め込む場面もあったのですが、
そこで攻めきれずに引いてしまったことが
悔やまれます。。。
ただやっぱり琴奨菊は強かったです!
今場所の琴奨菊は、
優勝争いしていた平幕を
ことごとくねじ伏せましたからね。
ただ決まり手に関しては、
若干違和感があり、軽く物議を醸しました。
13日目には幕下、三段目、序ノ口の
優勝も決まります。
幕下優勝は蒼国来、
三段目優勝は宇良です。
14日目・阿炎の奇襲を一蹴
阿武咲は14日目、
仲良しの阿炎と対戦します。
取り直しの相撲、
阿炎が奇襲作戦を仕掛けてきましたが
これに冷静に対応しました。
13日目に琴奨菊に敗れて
優勝戦線からは後退したものの、
相撲内容は崩れません。
千秋楽の対戦相手が豊山と聞き、
いつぞやの幕下優勝決定戦を思い出しました。
14日目は貴景勝が高安に敗れ、
優勝争いが千秋楽までもつれます。
千秋楽・豊山に勝って敢闘賞
千秋楽、阿武咲は豊山に勝って
敢闘賞を受賞します。
「今日勝てば」という条件付きの
敢闘賞でしたが、見事勝ちました!
三賞受賞インタビューでは
礼儀正しく、でもはつらつとした
受け答えを見せた阿武咲。
ライバルの貴景勝の話題を
インタビューアーから振られると、
「自分はまだ弱いので、強くならないと」
と決意を語っていました。
その後、貴景勝は錦木に勝ち、
高安が御嶽海に敗れたため、
貴景勝の優勝が決定!
阿武咲の平成30年九州場所は
11勝4敗の好成績、
敢闘賞受賞という形で終わりました。
阿武咲の九州場所・総括
以上、平成30年九州場所の阿武咲の
15日間を振り返ってみました。
いかがでしたでしょうか?
阿武咲にとってこの九州場所は、
飛躍の場所であったのと同時に、
ライバルの貴景勝と大きく差をつけられた
場所でもあったのではないかと思います。
でも大活躍の裏には、
貴景勝の優勝があることには
違いありません。
私は今場所の阿武咲、
負けた相撲も決して悪い内容では
なかったと思うし、
負けたあともそれを引きずって
相撲が崩れることがなかったことが
凄いなと思いました!
本人の発言を聞いていると
ライバルのこともいい意味では意識し、
悪い意味で比較しているようには
見えないですね。
きっとこの子は強くなります!
今後とも応援しています^^
ペパーミントあいがお届けいたしました。